Ready To Die












11日にAmazonで注文した、The Stooges (ストゥージズ)の再結成新作アルバム、“Ready to Die”が、もう届きました。
Amazonと日本の運送会社、早いです!
そのお陰で、前日に引き続き本日もイギー(Iggy Pop)の歌を聴くことができました。
毎日イギーです。

前日聴いたのはThe Stoogesのファーストアルバムで、22歳時のイギーの声で、本日は66歳になったイギーの声です。
基本的な声質は変わらないですね。
ただやはり、年齢のせいか、狂犬の如く噛み付くようなボーカルは影を潜め、しなやかな“聴かせる歌”が増えたような気がします。
当然、歌唱力も若き日よりアップしています。

この“Ready to Die”では、The Stoogesのオリジナルのギタリスト、ロン・アシュトン(Ron Asheton)が他界したため、サードアルバム、“Raw Power”でギターを弾いたジェームズ・ウィリアムソン(James Williamson)がギターを弾いているのが特徴です。
サックスの音も加わり、サウンド的にはセカンドの“Fun House”と“Raw Power”、2007年のThe Stooges再結成アルバム、“The Weirdness”を足して3で割ったような印象です。

CDJ
















でも何よりも、このアルバムで思わずクスッと笑ってしまったことは、“死ぬ準備ができています(Ready to Die)”というタイトルとダイナマイトを腹巻きのように巻いたイギーのジャケット写真です。
66歳と言えば、日本では定年退職して数年経ち、満65歳以上で『高齢者』と言われてしまう年齢です。
もし、近所に住む66歳のお父さんが、突如イギーのようなザンバラな長髪姿に上半身裸でダイナマイトを腹に巻いて『死ぬ準備はできている!』と言い放ったら、完全に通報されてしまうと思うのです。
アメリカでも、100%通報されちゃうかな?
まぁ、それが演出やフィクションだとしても、それをやってのけるイギーが、本当に面白い男だと思ってしまうのです。

レディ・トゥ・ダイ
レディ・トゥ・ダイ [CD]