Magic Bus













毎日、何か必ずロックのアルバムを聴いている私です。
28日は、The Who(ザ・フー)の編集盤"Magic Bus" を聴きました。
『何だ、またThe Whoの話か』と思わず、読んで下さいね。

最近、なぜかこの編集盤が好きです。
編集盤ですが、決してベスト盤ではありません。
マニアックな曲も収録されています。
なので、The Whoの初心者にはお勧め出来ないかも知れません。
このアルバムは'68年にリリースされたものですが、ご覧のジャケット通りのサイケなデザインで、時代の空気を感じます。

ロンドン名物のバス、ルートマスターをサイケなペイントされた車両で戯れているThe Whoの面々が、写真に採用されています。
この点、“ロンドンのバンド”をさりげなくアピールしています。
そして、"Magic Bus THE WHO ON TOUR "という文字を、いかにもサイケなロゴで描かれています。
実は、このジャケットは、個人的にオシャレで気に入っています。
そして、このアルバムの内容も、このジャケット通りの時代を感じさせるものとなっています。

タイトル曲の"Magic Bus" は、その後彼らのライブの定番となった曲です。
この"Magic Bus" は、悩めるロッカー、ピート・タウンゼントが書いた曲にしては珍しく、言葉遊びと韻を踏んだものとなっています。
“Too much, the Magic Bus”という語呂合わせなフレーズを、延々と繰り返しているので、オーディエンスも簡単に口ずさむことが出来ます。
直訳すれば、“多すぎる魔法のバス”ですからね。
ほぼ語呂合わせです。
この曲は、ジョン・エントウィッスルのベースのリズムが鍵となる曲なので、ジョンが他界した後はセットリストから外されたようですが…。

"Magic Bus"という曲 は、聴いてみると分かるのですが、初めて聴くと、『何だこりゃ』と思う単調な曲です。
でも聴き込むと、スルメの如く、その良さが分かってきます。
謎です。
だから、"Magic Bus"なのでしょうか?

Magic Bus
Who
Mca Import
1990-10-25