カール・バラー・アンド・ザ・ジャッカルズ(Carl Barat & The Jackals)のアルバム、”Let It Reign”を聴きました。
カール・バラーという方をご存知ない方に経歴を説明致しますと…。
2002年〜2004年の短い間にUKで活動したザ・リバティーンズ(The Libertines)という伝説のガレージ・バンドの中心メンバーとして活躍しました。
ザ・リバティーンズに、もう1人、ピート・ドハーティーという相棒が居ましたが、ピートのドラッグ問題でバンドは崩壊。
その後、ザ・リバティーンズのドラマー、ゲイリー・パウエルとザ・リバティーンズのサポートギタリストとダーティ・プリティ・シングス (Dirty Pretty Things) というバンドで2005年 〜 2008年の間で活動。
その後はソロで活動したり、ザ・リバティーンズの再結成で活動したりといった具合です。
それまで長く、ギター・ロックばかりやっていたカールが、2010年の1枚目のソロ・アルバムで一度、ギター・ロックから離れます。
そして今回、ジャッカルズのメンバーをオーディションで選び、カールの2枚目のソロ・アルバム”Let It Reign”をリリースという流れです。
ザ・リバティーンズやダーティ・プリティ・シングスでは、リード・ギターとボーカルを務めていたカールですが、また痛快なエレクトリック・ギターを鳴らしてくれて本当に嬉しいです。
曲や歌声は相変わらずカール節です。
ザ・リバティーンズやダーティ・プリティ・シングスと決定的に違う所は、どちらのバンドでも、ゲイリー・パウエルという同じドラマーだったのですが、今回はドラマーが違うのでバンドのノリが変わっている所です。
あとは、少し聴きやすくなって、メイン・ストリーム寄りのロックになった所でしょうか?
私はザ・リバティーンズの頃、リアルタイムでは、ピートとカールではカール派でした。
ピートがカリスマがあり、非常に天才肌なソングライターであったことは認めます。
でもピートのドラッグ問題でバンドを駄目にした憤っていたことは確かです。
そして、何よりも私はカールのギターの音色が好きなのです。
そしてボーカリストとしてもカールの方が好きなのです。
それは、現在でも変わりありません。
なので、今後もカールへの応援を続けようかと思います。