Don't Forget Who You Are

このBlogをいつも読んでいる方は、私はロックに関しては古典的な名盤について述べることが多い印象かと思われます。
実は、私は古典的な音源を聴きたい時と、新しいロックを聴きたい時と波があるのです。

名盤は名盤として聴く価値が、大変あるものですが、例えデジタル・リマスターされていたとしても、現代と時代背景が異なるため、感覚的に違和感を感じてしまうのは否めません。
そのため、聴いていて疲れてしまい、新しいロックを聴きたい衝動に駆られるのです。

今は新しいロックを聴きたい気分なのです。
27日はマイルス・ケインの2013年のアルバム、"Don't Forget Who You Are"を聴きました。
このアルバムは、これまでのマイルス・ケインのキャリアでベストなアルバムだと思います。
装いもダンディでモッズなビジュアルで、まるで新世代のポール・ウェラーのようです。

近頃のUKロックは、年代不詳の音色を奏でながらも感覚が新しい傾向がありますが、マイルス・ケインも、その傾向にあります。
どこかで聴いたことがありそうな気がしますけど、聴いたことがないという感覚でしょうか?
どこが新しいか表現が難しいですが、新しく聴こえてしまうのです。
ベテランのロック・ミュージシャンの近年の新作でも、この新しい感覚は生まれません。
やはり、世代の感覚なのでしょうね。

特にギターの音色が個性的なのですが、どうやって出しているか、本当に不思議に感じます。
やはり、エフェクターなのでしょうかね。

Don't Forget Who You Are
Miles Kane
Columbia Europe
2013-06-04