焼き魚

日本人は、江戸時代後期から蘭学を取り入れ始め、明治時代になってからは急速に欧化政策を押し進め、更には第二次世界大戦後に急速に米国の文化を取り入れました。
でも日本人は変わりません。
マスコミや一部の識者は何でも、『欧米では…』と批判的な論調です。
しかしながら、日本が完全に欧米化したことは、歴史上、全くありません。

それは当然な話で、人種民族が日本人だからです。
日本の国土全ての人間を欧米人に入れ替えなければ、日本を完全に欧米化させることは不可能です。
なので、マスコミの『欧米では…』の批判を解決させるのは不可能だと思います。
そこが、欧米論者の矛盾点だと思います。

分かりやすい所では食生活です。
身体が小さい日本人が、欧州の料理を毎日食べてしまっては病気になってしまいます。
ましてや、米国の料理を毎日食べたら、更に病気になってしまいそうです。
なので、何でも欧米が良いかと言いますと、違うと思います。

やはり、和食が伝統的に日本人の体格に合っているので食べ継がれるのでしょう。
和食が嫌いな方でも、欧州の料理を、日本人向けにアレンジした『洋食』を食べていることが多いので、基本は和食に準じていると思います。
『洋食』は、ボリュームを日本人向けにして、ご飯に合うように味付けされている点がポイントです。
オムライスは、その『洋食』の代表的なメニューだと思います

個人的には、ご飯と焼き魚と味噌汁、漬け物の『焼き魚定食』を食べると、ほっとします。
焼き魚でなくても、刺身でも良いですね。
寿司を食べても美味しいです。

いつも『欧米では…』と繰り返し批判を論じる欧米論者達は、米国の料理を、味やボリュームそのままで、毎日何年間も食べてみてはいかがでしょうか?