First of My Kind

マイルズ・ケインの曲を、ほぼ毎日聴いている私。
日本での知名度は今ひとつです。
何しろ、日本語のウィキペディアもない現状で、本当に気の毒な状況です。
今年、活動を再開したユニット、ラスト・シャドウ・パペッツでも、相方のアレックス・ターナーばかり注目されています。

そこで、私はマイルズ・ケインのファンとして、ブログを書くことで、日本でのマイルズの知名度をアップさせようと思っております。
マイルズ・ケインの音楽性の特徴は、キンクスのレイ・デイヴィス調のボーカルに個性的な音色のギターを弾く、UKロックのミュージシャンです。

まず、私が個人的にオススメしたい曲は、"First of My Kind"です。
情熱的で切ないポップ・ソングですが、モータウンばりのホーン・セクションと分厚いコーラスを導入している凝ったサウンド・メイキングの曲で、マイルズのギターはアクセント程度に抑えられていて、ロックが苦手な方でも聴ける曲かと思います。

まさに、モッズ・ファッションが似合う曲だと思います。

Give Up [7 inch Analog]
Miles Kane
Columbia
2013-02-25


次にオススメは、"Give Up"です。
こちらは、ミドル・テンポのヘヴィーなサウンドのロックで、マイルズの代表的な曲でもあります。
ヘヴィーながらもドラマチックな曲調が印象的な1曲です。

その歌声は、初期のキンクスを思い浮かばせられます。



次は、"Come Closer"です。
適度にポップで適度にロックな1曲です。
UKロックの伝統も感じさせられます。

とてもキャッチーな曲で、思わずシング・ アロングしてしまいます。
当然ながら、この"Come Closer"もマイルズの代表的な曲であります。



そして、マイルズのギタリストとしての個性を感じたい方は、"Rearrange"がオススメです。
ふにゃふにゃなイントロのギターの音色を聴くと、果たしてエレクトリック・ギターの音なのか、不思議に思ってしまいます。

MVを観ると、思わずギターを弾くマイルズの手元に見入ってしまいます。
この"Rearrange"もマイルズの代表的な曲です。
マイルズは、元々リトル・フレムズというバンドでリード・ギターを弾いていただけあって、そのギターの音色もキャラが立っています。
マイルズが弾いたギターは、すぐに分かってしまいます。

いかがでしょうか?
私がマイルズ・ケインの音楽に惹かれる理由が分かって頂けたと思います。
歌って良し、ギターを弾いて良しのアーティストなのです。
特にUKロックのファンであれば、好きになれるかと思います。

First of My Kind Ep [Analog]
Miles Kane
Imports
2012-04-24