
19日は、色々と疲れましたが、マイルズ・ケインの歌声に癒されました。
マイルズ・ケインは、キャリアを積み重ねて行く程に、'60年代中頃のキンクスのレイ・ディヴィス風の声質に似て来ているような気がします。
試しに、マイルズの曲とキンクスの曲をiPodで聴き比べますと、本当に似ていると実感してしまいます。
若干、マイルズの方がキーは高いですが。
しかしながら、あくまで似ているのであって、決して物真似ではない個性もあることは事実です。
レイ・デイヴィスは、歌い回しが、ロンドンっぽいのですが、マイルズはビートルズ風にリバプール訛りが少し入った歌い回しのように感じるのです。
ボーカリストとしてよりも、どちらかと言いますと、ギタリストとしてスポットが当たりがちなマイルズですが、私はマイルズのボーカルとしての良さを評価しています。
マイルズは、ジョージ・ハリスンみたいなタイプのアーティストで、ギタリストとしての演奏も決めますが、歌えばボーカリストとしての味わいも感じられる才能がある方だと思っています。
ジョージ・ハリスンもマイルズ・ケインも、リバプールに縁があり、インタヴューも歌も、2人共にリバプール訛りの英語を感じさせますからね。
ひょっとしましたら、リバプール訛りの歌い回しは、ロックに良い化学反応を与えているのかも知れません。