本当に、毎日ロックを聴いています。
ロックでも、細かな趣向が、時期によって変わって来ますが、最近はライブ盤を聴きたい気分になっています。
近頃は、キンクスのライブ盤、"One for the Road"を愛聴しています。
キンクスは、オリジナル・メンバーのドラマー、ミック・エイヴォリー在籍時に、計3作のライブ盤をリリースしていますが、その中でも"One for the Road"は、最も音質や演奏のバランスが取れたライブ盤であると思います。
選曲は'60年代末〜'70年代の代表曲を網羅して、ベスト盤として聴くことも出来ます。
ボーカル、リズム・ギターのレイ・ディヴィスの声は、連日のライブで、声がハスキーになっています。
ミック・エイヴォリーのドラムは、ライブのノリを考えてか、スタジオ・バージョンよりテンポを早く叩いています。
リード・ギターのデイヴ・デイヴィスは、なぜか妙にヘヴィーメタルのギタリストの如く、弾きまくっています。
こういった様子を垣間見ることも、ライブ盤の醍醐味です。
特に、"One for the Road"は、最後の2曲の"Victoria"、"David Watts"は、殆どパンク・バンドのような演奏を聴かせて、思わず興奮してしまいます。