私の癒しは、ロックを聴くことです。
26日は、ビートルズの"LIVE AT THE HOLLYWOOD" を聴きました。
まだモニターがない時代に、とにかく凄まじい女の子の悲鳴の中で、きちんと演奏出来たビートルズが凄いです。
ビートルズのプロデューサーであるジョージ・マーティンは、ジェット機の近くで演奏していたと例えています。
恐らく、アンプのキャビネット・スピーカーから、直に聴こえて来る音を頼りに演奏したり歌っていたのでしょう。
当時のビートルズのアンプは特注の100ワットのVOX社製のアンプで、映像で見ますと、キャビネットまで含めますと、ビートルズ達の肩より高くなっています。
まぁ、ここまで出力が大きいアンプと、大きなスピーカーなら、ステージ上では、直に何とか自分達の演奏は聴こえていた可能性もあります。
また、ボーカル用やコーラス用のマイクを、2本しか立てずに、1本のマイクを分け合って歌っていたことも、女の子の悲鳴の中で歌った工夫なのでしょう。
お互いの歌声を至近距離で聴いて、ズレてないか確認したのかも知れません。
しかし、ハリウッド・ボウルの観客には、どう聴こえていたかは、気になります。
'60年代中頃のPAの技術が、どの程度なのかも興味深いです。
ちなみに、日本の武道館公演では、女の子の悲鳴が凄くても、それなりにビートルズの演奏は聴こえていたとの証言があります。
まぁ、今のPAの技術なら充分に聴こえるでしょうが…。
ちょっと、想像付きません。