ポール・ウェラーが怒濤のようにアルバムをリリースしています。
昨年は、映画"Jawbone"のサントラ・アルバムと、正規のアルバム"A Kind Revolution"の2枚をリリースしています。
そして、さらに今月の14日に、"True Meanings" をリリースしています。
ポール・ウェラーは、今年で日本人で言えば還暦に当たります。
一般的な企業では、定年退職の年齢です。
こんなに働いて、ちょっと体の方を心配してしまいます。
まぁ、それだからこそ、後進のミュージシャン達から尊敬される存在となっているのでしょう。
"True Meanings" ですが、ズバリ"典型的なポール・ウェラーのサウンド"となっています。
2010年代に入り、ポール・ウェラーはクラウト・ロック風のエレクトリックなアルバムを連発していましたが、"True Meanings" は、奇抜なサウンド作りは鳴りを潜めています。
収録曲は、アコースティック・ギターでの弾き語りによる曲が多い印象です。
アコースティック・ギターの弾き語りに、ストリングスが加わり、ムードたっぷりです。
ひょっとしましたら、ポール・ウェラーは、スコット・ウォーカー風のアルバムをレコーディングしたかったのかも知れません。
昼下がりに紅茶を飲みながらとか、夜中にウィスキーのグラスを傾けながら聴いたら、似合うでアルバムです。
冒頭で、ポール・ウェラーの年齢について言及致しましたが、"True Meanings"は、ポール・ウェラーの現在の年齢だからこそ、レコーディング出来たのかも知れません。