Truth

17日は、朝からiPod全曲をシャッフルして聴いていました。
何しろ、ロックを中心に膨大な曲が収録している私のiPodです。
しばらく聴いていない曲や、忘れかけていた曲も、突然再生されます。

大分経ってから、物凄い声のボーカルと、卓越した演奏技術の曲が再生されて、慌てて誰の曲か、確認しに行きました。

それは、第1期ジェフ・ベック・グループの演奏とボーカルでした。
物凄い声ボーカルは、ロッド・スチュワートで、卓越したその演奏はジェフ・ベックのギターにロン・ウッドのベースです。

第1期のジェフ・ベック・グループのメンバー構成は凄いです。
ヤードバーズを脱退した直後のジェフ・ベックに、無名時代のロッド・スチュアートとロン・ウッドです。
悪い筈がありません。
しばらく聴いていませんでしたが、ロック・マニアの私が聴いて、眼から鱗の絶品の演奏で、改めて凄いバンドだったのだと再認識致しました。

メンバーだけ見ますと、現代ではスーパー・グループのように感じますが、当時名が知れいたのミュージシャンは、ジェフ・ベックだけで、前述の通り、ロッド・スチュアートとロン・ウッドは無名でした。
ジェフ・ベックは、よくぞ、この2人の才能を見抜き、引っ張って来たことと、関心しきりです。

ロッド・スチュアートのボーカルは、後の典型的ロック・スター然としたスタイルはなく、あくまでリーダーのジェフ・ベックのボーカルの引き立て役に徹していることが微笑ましいです。

ジェフ・ベックは、ただのギタリストではなくて、プロデューサー気質と先見性がある音楽家なのだと再認識しました。
近年、様々な第1期ジェフ・ベック・グループの音源が再発掘されており、私も再び研究し直してみたいと思った次第です。



Truth
Jeff Beck
EMI Europe Generic
2010-05-28