Blame It On The Summertime

2019年6月12日に"Can You See Me Now" をリリースしたマイルズ・ケインです。
すると、今度は2019年9月4日に"Blame It On The Summertime"をリリースしました。
まだ3ヶ月も経っていないのに、新曲を発表するとは、マイルズのクリエイティブな才能が充実している証拠だと思います。

私は事前にマイルズのInstagarmで、9月4日に"Blame It On The Summertime"のリリースを告知されていましたので、Spotifyで予約しまして、9月4日の朝起きてすぐに聴きました。
本当に、便利な時代になったと思います。

"Blame It On The Summertime"を最初に聴いた感想は、マイルズの個性的なギターの音色の主張がないことに気付きました。
よく聴きますと、イントロで少し個性を披露し、リズム・ギターで控えめに主張しています。

曲そのものは、『グラムロック+ビーチ・ボーイズ+マイルズ節』といった所でしょうか?
Lylicsは、最近のマイルズの曲に多い、未練がましい失恋ソングです。
恋愛に関し開放的なイメージを持つ夏を、"Blame It (非難する)"ですからね。

"Blame It On The Summertime"をリリースしたタイミングが、真夏の8月ではなく9月であることもポイントかと思います。
"夏を非難する"という曲で、ビーチ・ボーイズ風な曲調を演奏することで、皮肉っぽく聴こえる所が、マイルズのイギリス風の皮肉や、キンクスの影響なども感じられます。

"Can You See Me Now"と"Blame It On The Summertime"は、アルバム"Coup de Grace"と作風が同一であることから、アルバムのアウトテイクのようにも聴こえますが、新たにレコーディングした曲である可能性も否定出来ません。
その真実は、時間が解決してくれるかと思います。

いずれにしましても、アルバム未収録の曲を年に2曲もリリースするのは、マイルズのキャリアで初めてのことなので、マイルズの創造性が高まっていることは、否定できません。

下のYouTubeで、"Blame It On The Summertime"を聴くことが出来ますが、曲がリリースされたばかりで、まだMVは出来上がっていないようです。