22日は、"The Who BBC Sessions"を聴きました。
BBCは英国の公共放送で、日本で言うとNHKみたいなものです。
どんなバンドでも、"BBC Sessions"と言われる音源は、ラジオ向けに録音された高音域のものが多いです。
恐らく、'60年代当時は音質が悪いAMラジオだったのでしょう。
音源はモノラルです。
そんな"The Who BBC Sessions"を、ちゃんとしたアンプを通して大きなスピーカーで聴きますと、凄くポップに聴こえてしまうから不思議です。
The Whoは、当時はフィードバック・ノイズを多用し、楽器を破壊するワイルドなバンドとして認識されていました。
しかし、ラジオ放送なのでワイルドなステージ・パフォーマンスを見せることは出来ません。
The Whoはフィードバック・ノイズを決めた演奏を披露していますが、それも"BBC Sessions"ではポップに聴こえてしまうから不思議です。
当時のBBCの録音クルーが、どんな風にレコーディングに臨んでいたのか、気になる所です。
また、ボーカルのロジャー・ダルトリーの声が若々しくて、現在の声質からは想像も付かないハイトーンな歌声を披露している所もポップに聴こえる点なのかも知れません。
"The Who BBC Sessions"は、ポップで可愛らしいアルバムだと思います。