Atom Heart Mother

28日は、ピンク・フロイドの"Atom Heart Mother"を聴きました。
タイトル曲の、"Atom Heart Mother"は私にとって思い出の曲です。
高校卒業間近の春に中古盤を聴いて、その先に控えている次の人生のステップに、期待と不安を入り混ぜながら、聴き込んだものです。

実際に、曲調も不安感と期待感が入り交じった曲調で終盤はドラマチックに終わります。
ボーカルはなく、全編20分以上のロックとしては超大作の1曲です。
ほぼ現代音楽に分類されるかと思いますが、リリース当時は、プログレシッブ・ロックと名付けられました。

それまで、サイケデリックな音楽が売りだったピンク・フロイドが、プログレシッブ・ロックというジャンル分けをされてしまったことが本意であるかどうかは、不明です。

その後、"Atom Heart Mother"を聴き込んだ後の私の人生は、波乱に満ちていました。
何と、プログレシッブ・ロックとは真逆のパンク・ロックに夢中になっていました。

その結果、セックス・ピストルズとピンク・フロイドを両方聴くようになりました。
実際に、どちらも素晴らしいバンドだと思います。

現在は、そんな事を思い出しながら、しみじみと"Atom Heart Mother"に聴き入っています。

Atom Heart Mother
Pink Floyd
Pink Floyd Records
2016-01-29