Village Green Preservation Society

3日は、キンクスの"Village Green Preservation Society"を聴きました。
タイトル通りの、のどかな田園風景を歌ったコンセプト・アルバムです。
たまに、無性に聴きたくなります。

初期のキンクスは、尖った音楽性であったため、このアルバムがリリースされた時は、多くの人がずっこけた事が、容易に想像が付きます。

おりしも、リリース当時はサイケデリック・ロックとミニスカートが大流行したスウィンギング・ロンドンが頂点に達した時代です。
スウィンギング・ロンドンではなく、"村"についてのアルバムをリリースする所が、皮肉屋のキンクスらしいです。

逆に、ロック・バンドが、ここまで田園風景を表現出来るのであるという、偉大な実験のように感じます。
"Village Green Preservation Society"を聴くのに似合うシチュエーションは、晴れた日の昼下がりに、家で紅茶を飲みながら聴くのがベストです。