アデルの"30"を聴き込みました。
聴いた感想は、本当に『感動した』というものです。
今年リリースされたあらゆるアルバムの中で、ベストであると感じました。
今年も残す所、約1ヶ月ですが、その中でベストということは、私の中で今年最高のアルバムになるかも知れません。
まずは、アデルのソウルフルなボーカルが印象的です。
まさに、熱唱と言って良いと思います。
そして、もう一つ特筆すべきは、プロデューサーのグレッグ・カースティンの存在です。
グレッグ・カースティンは、アデルの前作で関った他に、ポール・マッカートニーのアルバムもプロデュースした、もはや名プロデューサーと言って良い存在です。
最近のヒット曲は、シーケンサーに'80年代サウンドのミックスに、ボーカルのオートチューンをかけてしまう曲が乱発しています。
しかし、アデルの"30"では、あくまでも生音に拘っています。
このサウンドにアデルのボーカルがあれば、どの時代でも普遍的な名盤になっていたと思います。
そう思い起こされるのに、なぜか現代のサウンドに聴こえるる所がグレッグ・カースティンのマジックだと思います。
いつの時代でも、良いアーティストと良いプロデューサーが居れば、名盤はレコーディングが出来るのだと感じました。