10日と11日は、気分でキンクスの"Face to Face"(1966年) を、繰り返して聞きました。
キンクスの"Face to Face"は、余り好きでない時期がありましたが、今はスッキリと自分の中に入って行く感じです。
キンクスは、ギターをガンガンと鳴らしていた初期の頃よりも、この"Face to Face"以降のアルバムが好きです。
私はラウドなロックが好きなのですが、キンクスに関しましては、真逆の方向を行っています。
この辺りから、キンクスはロック・バンド路線から、ミュージック・ホール路線に変更して行きます。
"Face to Face"のカラフルなジャケットのデザインも、私好みです。
特に好きな曲は、"Sunny Afternoon"です。
曲のメロディも大好きですが、Lyricsも皮肉に満ちて最高です。
Lyricsの内容をざっくりと説明しますと、『税務署が全ての物を持って行ったので、夏の晴れた日の午後にゴロゴロしている』というものです。
ポップスのLyricsとしては、当時としては画期的だったのかも知れません。
また、当時のイギリスは、『ゆりかごから墓場まで』と言う福祉政策を取っていて、国民は重税に喘いでいた事も、伺い知る事も出来ます。