The Who

2025年の8月22日にリリースされた、The Who,"Live At The Oval 1971" の感想です。
猛暑にうなされていて、気付いたら、リリースから1ヶ月以上が経っていました。
通して聴いてみますと、まずはこの時期はThe Whoの全盛期であり、何も悪い所はないという感じです。
また、セットリストはフェス用に、コンパクトに纏まっている所は、ファンとしても嬉しいです。
当時ニューアルバムであった"Who's Next"の曲は慎重に演奏している事が手に取れるように伝わって来ます。
"My Generation"も長尺演奏はせず、ビシッと来めています。
最後、"Magic bus"の演奏の後は、ギターのピート・タウンゼントと、ドラマーのキース・ムーンは、楽器のを破壊してしまいます。
フィードバック・ノイズや、『ゴトン!』という音が聴こえます。
『音』だけでは。それは伝わりにくいですので、どこかに映像が残っていないか、気になってしまいます。
ちなみに、印象的なジャケットのアートワークは、ピートの甥である、ジョシュ・タウンゼントが手がけています。
タウンゼントの一族は、才能が凄いです。
7月26

最近、"Who’s Next(フーズ・ネクスト)"を聴きなおしています。
本当に、"Who’s Next"は素晴らしい!
評論家的に最も評価されたThe Whoの作品であると共に、The Whoで最も売れたアルバムでもありまましす。
個人的には、『この世で一番好きなバンドの代表作』であります。
"Who’s Next"は、The Whoの芸術性と演奏力が頂点に達したアルバムだと思っています。
The Whoは世界的にはビッグネームなバンドですが、日本では常に、『名前は聞いた事はあるけど、聴いた事がないバンド』の立ち位置にあるバンドです。
でも、"Who’s Next"は、そんな日本でのThe Whoの立ち位置に関するモヤモヤを吹き飛ばしてくれるアルバムです。
もし人に、『The Whoのアルバムは何から聴いたら良いか?』と聞かれましたら、自信を持って"Who’s Next"を薦めます。
一番良い聴き方は、『Who’s Nextは爆音で聴こう!』です。

ついにThe Whoのボーカリスト、ロジャー・ダルトリーがナイトになりました。
もはや、『ロジャー・ダルトリー卿』ですね。
ロジャーがここまで来るまで、何万回歌い、何万回マイクをブン回したのでしょうか?
The Whoのメンバーがナイトになる事は、一時は難しいと思った事もあります。
ステージで楽器やアンプを破壊するThe Whoは無理だと思ったからです。
ロジャーも、ステージではカウボーイの如くマイクを振り回していたので、かなりの数のマイクをオシャカした事は想像に難くないです。
ロジャーは、10代の癌の支援団体である"ティーンエイジ・キャンサー・トラスト"の功績が認められた事が大きいと思います。
もちろん、ロック・ボーカリストとしての功績も大きいです。
ロジャーは純粋なるロック・ボーカリストで、殆どソングライティングせず、歌に徹していました。
しかし、The Whoのピート・タウンゼントが書く難解な曲を、解釈して歌う事は、頭が良くないと出来ない事です。
いずれにしましても、ロジャー・ダルトリー卿、おめでとうございます!

The Whoは若き日から、お騒がせバンドでした。
初期はロジャー(ダルトリー)がバンドから解雇されたり、また戻ったりや、キース(ムーン)が車でプールをダイブさせたとか、ホテルを破壊したなどです。
30代になっても、キースの死やライブで観客の圧死事故、そして解散です。
50代でも、ジョン(エントウィッスル)の死、ピート(タウンゼント)の児童ポルノ疑惑での逮捕がありました。
2025年に彼らが80代になってから、ザック・スターキーをロジャーが解雇したという報道が流れました。
The Whoの報道は、お騒がせバンドゆえに、ガセネタが多いので半信半疑でしたが、ザック(スターキー)のInstagramを見ますと、ロジャーへ謝罪の文言が書かれていて、いよいよ真実味を帯びます。
しかし、日本時間で4月19日になってから、The Whoの公式Instagramでピートがザック解雇を否定するメッセージが書かれていて、胸を撫で下ろしました。
本当に、『ザック解雇』の衝撃な報道に振り回された1週間でした。
ジョン・エントウィッスルの死や、ピートの逮捕の報道の時代は、すでにインターネットの時代になっていたので、『ザック解雇』も同じショックを受けました。
ピートもロジャーも良い歳なので、お騒がせバンドとは無縁だと思っていました。
でも、ピートが1週間で、その火消しをしたのは、大人な対応だったと思います。
The Whoの音楽には、ザック・スターキーの強烈なドラムが必要です。
本当、心臓に悪いです
3月31

30日は1日中、The Whoを聴いていました。
その日の気分で、聴きたいアルバムは変わりますが、この日はファースト・アルバムを聴きたい気分でした。
The Whoのサウンドのダイナミズムとは、通常のロック・バンドでは、ギターがリード楽器ですが、The Whoはリード・ベースとリード・ドラムになる事です。
ギターは、むしろリズムキープに徹しています。
The Whoは、ドラムとベースの音が、やたらと大きいです。
私は、この『逆転の発想』のような、The Whoのサウンドが大好きです。
『逆転の発想』で、売れないバンドではなく、凄くメジャーなロック・バンドとなってしまった、The Whoのヒストリーが痛快です。
"The Kids Are Alright"は、途中でギターソロに入るかと思いきや、ほぼドラムのソロになっている1曲です。

なぜか、2025年の正月はThe Whoの"Tommy"が聴きたくなり、聴きまくっていました。
The Whoの"Tommy"は、サウンドがアコースティックで地味に感じたり、Lylicsが重かったりするアルバムです。
なので、The Whoマニアの私も、意を決して聴かないといけないアルバムに感じます。
しかし、なぜか突然、正月に無性に聴きたくなり、聴きまくりました。
"Tommy"は、曲をバラバラに聴くより、アルバムの最初から最後まで聴く事で、良さが分かるアルバムです。
現在のストリーミングの時代には、合わないかも知れません。
でも、そんな前時代的な所が良いと思います。
とにかく全曲、ソングライティングと演奏、ボーカル、コーラスが良いのです。
また、私が今回、聴きまくったのは2013年のリマスター盤でした。
マニアの私は"Tommy"だけでも、何バージョンも音源を持っていますが、2013年のリマスター盤は、迫力さに欠けているように感じ、ピンと来ませんでした。
10年以上経って、このリマスター盤の良さが分かりました。
現代のデジタルなオーディオ・システムで良さが発揮される事に気付いたからです。
12月25

最近、The Whoのベスト盤、"Meaty Beaty Big and Bouncy" を、よく聴いています。
このベスト盤は、1971年にリリースされたベスト盤で、私はヴァイナルとCD両方持っています。
近頃は、ヴァイナルの方を良く聴いていて、いつもターンテーブルに載せっぱなしです。
特にA面は、何度も繰り返して聴いています。
このベスト盤はの特徴は、The Whoの'60年代のヒットシングルを中心にした選曲になっています。
'60年代のThe Whoが好きな人にはピッタリなベスト盤です。
欠点は、ヴァイナルでもCDでも音質が悪い所でしょうかね。
ヴァイナルはターンテーブルに載せっぱなしだといけないのですが、私の"Meaty Beaty Big and Bouncy" は、B面に傷が付いているので、この際、聴き潰して新しいヴァイナルを購入しようと思っています。
そんなThe Whoマニアの私です。
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