Miles Kane
3月19

2018年のリリースから5年、マイルズ・ケインの"Coup De Grace"(クー・ド・グラース)が、私の心を掴んでいます。
もちろん、私はマイルズのファンなので、リリースしたその日から愛聴していましたが、今頃なぜなのかを説明致します。
正直、"Coup De Grace"がリリースされた時は、いきなりマイルズがグラムロックの方向に、イメチェンした事に、やや困惑していた事は正直な気持ちです。
しかしながら、リリースされて5年で、私の中では定番のアルバムとなり、馴染んで来ました。
この"Coup De Grace"の魅力は、結果的にマイルズのギターが、思う存分に楽しめるアルバムとなったのです。
加えて、懐古的なように聴こえて、実は新しくも聴こえる所も聴き所かと思います。
それは、ストリート寄りのSSWのジェイミーTとの、ソングライティングの共作と、売れっ子プロデューサーのジョン・コングルトンのサウンド作りが、新時代のロックを感じさせる所かと思います。
もう、リリースされて約5年ですけどね。
きっと、何度も聴いて、私の中で熟成されて来たのだと思います。

4日は、マイルズ・ケインの曲を聴きまくっていました。
やっぱり良いです。
そのボーカル、ギター、そしてソングライティングが…。
個人的には、アルバム"Don't Forget Who You Are" が好きです。
でも、このアルバムだけヴァイナルのリリースがないのです。
どうしてでしょうか?
そう言えば、"Don't Forget Who You Are" がリリースされて、今年で10年です。
今でも、その輝きは失っていないと感じます。
タイトル曲、"Don't Forget Who You Are"のYouTubeは、この約10年で約640万回再生され、6.9万のグッドボタンが押されています。
ちなみに、このBlogが書いている時点の数字です。
やっぱり、評価している方は評価しているのだと、納得です。

マイルズ・ケインのファンである私は、The Last Shadow Puppetsのファースト・アルバムを購入し、聴いてみました。
聴いた印象は、まずはストリングスの音がクッキリと鮮明になったことです。
そして、アレックス・ターナーとマイルズ・ケインのボーカルがストリングスの渦に巻き込まれるように聴こえ、CDやMP3より切迫感を感じるように感じました。
このストリングスの渦に巻き込まれるような切迫感こそが、The Last Shadow Puppetsの魅力だと思います。

こちらが、歌詞カード裏に撮影されたアレックスとマイルズの写真です。
向かって左がアレックスで、右がマイルズです。
2人共、若いです!
やはり、リリース後、14年経ってますので時の流れを感じさせられます。
現在は、お2人共に30代後半となり、中堅ロック・ミュージシャンとして活躍されています。


私が好きなバンドを挙げるとしますとThe Who、ポール・ウェラー、マイルズ・ケインです。
この3者は何度もこのBlogで取り上げているので、知っている方も多いと思います。
まずは、The Whoですが大ファンなので全盛期のアルバムは全て好きです。
しかし、ファースト・アルバムはThe Whoのサウンドやソングライティングの原点だと思い、気が付いたらよく聴くアルバムになっていました。
特に"The Kids Are Alright"は、私が10代の頃から大好きな曲です。

次にポール・ウェラーですが、長い活動期間に多数のアルバムをリリースしています。
ザ・ジャム、スタイル・カウンシルとしても活動しましたが、私はソロ活動の時代が一番好きです。
そのポール・ウェラーのソロ・アルバムで、一番好きなアルバムが"Heavy Soul"です。
タイトル通り、サウンドがエッジを効かせていて、ポール・ウェラーのエレクトリック・ギターのサウンドを存分に楽しめるアルバムとなっています。
"Peacock Suit"は、その"Heavy Soul"に収録されている代表的な1曲です。

マイルズ・ケインは、その活動初期から注目し、その動向を追っているアーティストです。
現在、30代半ばのマイルズ・ケインですが、繊細そうな若き日から、どんんどん逞しくなって行き、今は大御所なアーティストと共演するまで成長までになりました。
マイルズ・ケインで一番好きなアルバムは、"Don't Forget Who You Are"です。
このアルバムで、ポール・ウェラーなどUKの大物アーティストと曲を共作するなど、本当に努力を伺い知ることが出来る力作のアルバムです。
収録曲は好きな曲ばかりですが、タイトル曲の"Don't Forget Who You Are"が、聴いていまして心地良くなって行きます。
私が好きなThe Who、ポール・ウェラー、マイルズ・ケインの共通点は、モータウンに影響を受けたギター・ロックを演奏することだと思います。
そんなモッズなアーティスト達が私は好きです。

1月21日に、マイルズ・ケインのアルバム、“Change the Show”がリリースされ、聴き込みました。
感想は一言で言いますと、『モータウン風』です。
かねてからマイルズはモータウンから影響を受けた曲をソングライティングしたり、カヴァーをしたりしていました。
なので、マイルズらしいアルバムと言えるでしょう。
しかし、サウンド作りから、徹底してモータウン風にしたアルバムは、“Change the Show”が初めてだと思います。
アルバムでは、これまで導入して来なかったホーン・セクションまで導入されています。
しかし、モータウン風のサウンドに、マイルズのサイケデリックで個性的なギターの音色が合うのかと危惧しました、これがまた馴染んでいるのです。
特に、女性シンガーソングライターのコリーヌ・ベイリー・レイをフィーチャリングした
"Nothing's Ever Gonna Be Good Enough" は、Spotifyの再生回数を猛烈に伸ばしている大人気の曲となっています。
確かに、これまでマイルズの曲にはなかったキャッチーさを備えています。
11月10

マイルズ・ケインの新曲、"See Ya When I See Ya"がリリースされました。
曲調は、いかにも'70年代のサザン・ロック風です。
イントロのマイルズのギターが、コテコテの'70年代ロックのイントロに聴こえます。
途中、ブラスが入る所も'70年代ロックを意識しています。
MVでマイルズは、手紙をペンで書いてポストに投函したり、ジョン・レノンのマグカップが映し出されたり、アビーロードの横断歩道を渡ったり、ビートルズに対する憧れや'70年代初頭のムードが再現されています。
まぁ、今はメールを使用しますので、手書きの手紙を書く機会が激減していますからね。
また、MVのマイルズのファッションも、いかにも'70年代初め頃のものに見えます。
"See Ya When I See Ya"は、マイルズ・ケインが奏でる'70年代風ロックなのかと思います。
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