★絵描きの日記

加茂谷正俊のブログです。 絵画を中心に美術やっています。 公募展出展、グループ展や個展などもします。 2010年、2014年、2018年、2022年、富山国際現代美術展に参加。

年間ベストアルバム

2025年で最も良かったアルバムは、ウェット・レッグ『モイスチャライザー』

Moisturizer

毎年書いている、『1年で最も良かったアルバム・シリーズ』です。
私は古典的なロックを聴く一方で、最新的の音楽的な動向を追い求めています。
因みに、私が毎年『1年で最も良かったアルバム』は、プロの評論家とは見当違いを書いて外れる事を書いてしまう事がありますが、世紀の名盤となった事もあります。

前置きが長くなりましたが、私が選ぶ2025年で最も良かったアルバムは、Wet Legの"Moisturizer"です。
Wet Legのサウンドは、いかにもインディ・ロックのようなサウンドに、脱力系のウィスパーボイスの落差が激しいです。
女性ロッカーでも絶叫するボーカリストが居ますが、真逆のアプローチです。

世の中で、ロックバンドが減っている2025年において、Wet Legの"Moisturizer"は、ロック好きな私にとって、希望の光となっています。




MOISTURIZER (輸入盤)
WET LEG
DOMINO RECORDS
2025-07-11

2023年最も良かったアルバムは、オリヴィア・ロドリゴの"ガッツ"

Guts

毎年年末、このBlogで書いている『今年良かったアルバム』のシリーズです。
これは、ロック・マニアである私の審美眼で、音楽評論家に対し、殴り込みを挑む企画です。

2023年も、さまざまなアルバムを聴きましたが、1枚選ぶのは断腸の思いです。
しかし、チョイスした1枚は、私の愛するUKロックではありません。

オリヴィア・ロドリゴの、"Guts"です。
なぜ、この1枚をチョイスしたかと言いますと、初めて聴いた時のインパクトが、爆弾のように驚いたからです。
特に冒頭の2曲は、インパクト抜群です。

アルバム全体は、ポップな今風のSSWのように聴こえます。
しかし、曲によっては部分的に、USオルタナのようなヘヴィーなサウンドが散りばめられているのです。

1曲目のタイトルも、"all‐american bitch"という驚くような言葉を使用しています。
本当に、ロックなタイトルです。

私が関心しましたのは、'90年代から続く、USオルタナのサウンドを部分的な引用をしている事です。
USオルタナが、もはや、ポップなサウンドへの引用の対象になった時代に、感慨を覚えます。






GUTS [12 inch Analog]
Olivia Rodrigo
Geffen Records
2023-09-08


2022年最も良かったアルバムは、アークティック・モンキーズの"ザ・カー"

The Car

今年も、この季節が到来しました。
毎年、ハズしたり当てたりする、その年にリリースされた、ベストのアルバムをチョイスするという企画です。

今年の全体的な感想と致しましては、徐々にロック回帰が進んでいるという印象でした。
中でもベテランから中堅までの、様々なロック・アーティストがアルバムを相次いでリリースしたことです。
なので、ロック好きな私としましては、多いに迷いました。

悩んだ挙句、チョイスしたアルバムが、Arctic Monkeysの"The Car"でした。
アルバムの全体のサウンドは、ボーカルのアレックスのサイド・プロジェクトのラスト・シャドウ・パペッツのようです。

しかし、違うのはマット・ヘルダーズのドラムが聴こえて来る所で、Arctic Monkeysであると分かります。
個人的には、マット・ヘルダーズのドラムが大好きです。

ボーカルのアレックスも、初期のボーカル・スタイルとは変わり、'70年代後半頃のデヴィッド・ボウイをイメージするスタイルとなっています。

そして、全体的に覆い尽くす、ストリングスの効果で、非常にアートなイメージのアルバムとなっています。
デジタルなサウンド一辺倒の現代のミュージック・シーンで、一石を投じるアナログなサウンドに気概を感じさせます。

さて、私のこの予想は当たるでしょうか?
年明けの評論家ジャッジで、その結果は分かると思います。




The Car
Arctic Monkeys
Domino
2022-10-21

2021年で最も良かったアルバムは、アデルの"30"です

30

毎年年末に、その年にリリースされた一番良かったアルバムを書いています。
しかし、私が良いと思ったアルバムは評論家の批評と異なり、ハズしてしまうことが多いですが…。

前置きが長くなってしまいましたが、2021年で最も良かったアルバムは、アデルの"30"です。
ソングライティングは勿論、アデルのボーカルは情熱的です。

何よりも、時代の流行のサウンドに媚びない、その普遍的なサウンドに好感が持てました。
正直、私もシーケンサーを多用しサウンドに、オートチューンをかけたボーカルに飽きているものですからね。

特に、シングルとしてリリースされた"Easy on Me"が素晴らしく、私にとって2021年を象徴する1曲となりました。




30
Adele
Columbia
2021-11-19

2020年で最も良かったアルバムは、デュア・リパの"フューチャー・ノスタルジア"

Future Nostalgia

ついに、2020年の12月もクリスマスも目前に迫ってまいりました。
2020年もあらゆる音源を聴きました。
毎年、その年で最も良かったアルバムをブログに書いていますが、毎年のようにプロの音楽評論家の前で撃沈してしまいます。

そんな毎年撃沈する私が2020年に選ぶ、最も良かったアルバムは、デュア・リパの
"Future Nostalgia"です。

私も大好きなアルバムで、気が向いたら、何度も繰り返し聴いています。
それもその筈で、これだけキラーチューンが並んだアルバムも珍しいと思います。
実際、セールスもかなり良かったアルバムでもあります。

また、そのサウンドも最先端を気取る訳ではなく、思わず'90年代のマドンナを連想させる"Nostalgia"なサウンドに個人的に好感を持っています。

ベストなアルバムを選ぶ際に、かなり悩みましたが、デュア・リパさんが今後も期待出来る、旬なアーティストであることで、"Future Nostalgia"をチョイス致しました。

さて、プロの音楽評論家は何をチョイスするのでしょうか?
ここ数年、私がチョイスする、その年のベストなアルバムから、ロックのアルバムがなくなって行くことに、寂しさを感じてしまいます。

Future Nostalgia
Lipa, Dua
Wm UK
2020-04-01

私が選ぶ2019年で、最も素晴らしかったアルバム

No.6 Collaborations..

2019年は、まだ約20日ありますが、現時点での2019年で最も素晴らしかったアルバムについて述べようかと思います。
毎年、このBlogで1年で一番良かったアルバムについて書くのですが、いつも評論家筋からの評価をハズしてしまいます。
世界各国の辛口な音楽ライターの前で、討ち死にしてしまいます。

しかし、今年は自信があります!
今年聴いたアルバムで、最も良かったのは、エド・シーランの"No.6 Collaborations Project"です。

このアルバムのコンセプトは、エド・シーランが、各界の著名なミュージシャンとコラボレーションしたアルバムです。
良い部分は、これだけ著名なミュージシャンと共作共演しましたら、クォリティーが高いアルバムが出来ない筈がありません。
欠点は、エド・シーランらしさに欠けてしまうことです。

"No.6 Collaborations Project"で、個人的に好きな曲は、カントリー界のSSW、クリス・ステープルトンと ブルーノ・マーズと共作共演した"Blow"です。


バリバリにロックな曲調が、私のお気に入りです。
クレジットを見ますと、このヘヴィーなギターを弾いているのは、ブルーノ・マーズであるそうです。

毎年、この企画をBlogで書きまして、私自身の審美眼が問われるようなチャレンジになっていると思います。
果たして、私の予想が世界の辛口評論家と合致するのかどうか、年明けに、乞うご期待です。

No.6 Collaborations..
ed Sheeran
Atlantic
2019-07-12

2018年に聴いて良かったロック・アルバム2枚

Egypt Station

2018年は、2017年がヒップホップとR&Bの流行で一色で染まったためか、徐々にロック勢の逆襲が始まって来と実感しています。
そんな1年で、私が気に入ったアルバムを2枚紹介致します。

まずは、上のジャケットのポール・マッカートニー、"Egypt Station"です。
それも、その筈で、私が好きなプロデューサーのグレッグ・カースティンと組んだアルバムだからです。

ポールは、共作するプロデューサーやミュージシャンによって、その作風が変わりますが、"Egypt Station"は、まさにグレッグ・カースティンとの化学反応によって、素晴らしいアルバムに仕上がったと思います。

歌声や曲調そして楽器の音は、ポール・マッカートニーのサウンドであるのですが、間違いなく2018年のサウンドで、グレッグ・カースティンのサウンドでもあるのです。
そして、ストリーミングやダウンロードの時代であるのにも拘らず、あえてコンセプト・アルバム調にする挑戦は、賞賛に値すると思います。

Egypt Station
Paul Mccartney
Capitol
2018-09-06



そして、もう1枚は、下のジャケットに示すミューズの"SIMULATION THEORY"です。

SIMULATION THEORY

ミューズは、ベースとドラムのリズム隊が、しっかりとしたプレイヤー達で、ライブにおいて、その実力が発揮されるバンドです。
私もミューズの素晴らしいライブを、3回も聴きました。

そんなミューズのレコーディング作品は、ライブに比して物足りない感じがする時があるのですが、"SIMULATION THEORY"は、あまりそのようなストレスは感じさせないアルバムでした。
まずは、非常に聴きやすいアルバムという感想です。
そして、シーケンサーを多用したサウンド作りのためか、凄くポップに聴こえるのです。
ソングライターのマシュー・ベラミーの、曲が素直に入って来る感じがします。

シーケンサーの音を前面に出したサウンド作りは、現代におけるギター・ロックというジャンルの立ち位置を逆手に取った作戦のようにも感じられます。

"SIMULATION THEORY"の唯一な残念な点は、ジャケットのアート・ワークが、私の好みでない所でしょうか?

SIMULATION THEORY [DELUXE]
MUSE
Warner Music
2018-11-09

2014年にリリースされた最も良かったロック・アルバム

Playland

今年も残す所、約20日となりました。
ロック好きな私としては、その年にリリースされたロック・アルバムは何であろうかと毎年思います。
そんな私が、個人的に今年一番良いと思ったロックのアルバムはジョニー・マーの“Playland”になると思います。

候補は“Playland”も含めて3枚ありました。
ウィルコ・ジョンソン&ロジャー・ダルトリーの“Going Back Home”とカサビアンの“48:13”もなかなか良かったです。

特に、ウィルコ・ジョンソン&ロジャー・ダルトリーの“Going Back Home”は、とても素晴しい出来映えだったのですが、ウィルコの過去の曲をセルフ・カヴァーした企画モノで、新譜と言えない感じだったので、泣く泣く外しました。
私、The Whoのロジャー・ダルトリーのファンでもあるので、断腸の思いです。
これが、その“Going Back Home”です。

Going Back Home
Wilko Johnson & Roger Daltrey
Hip-O Records
2014-04-08


あとは、カサビアンのピンクのジャケットが鮮やかな“48:13”も、オシャレな今風のサウンドで完成度も高くて気に入りました。
しかし、これは私の好みの問題で、少々エレクトロニカが加わったカサビアンのサウンドより、私はエレクトリック・ギター中心のギター・ロックが好きなので、こちらも泣く泣く外しました。
こちらが、その“48:13”です。

48:13
Kasabian
Columbia
2014-06-10


そして、ジョニー・マーの“Playland”が消去法で残りました。
この“Playland”は、ジョニー・マーのキャリアで最もロック色が強いアルバムと言えましょう。
1曲、3〜4分のテンポが早いロックが収録されていますが、下品にもマッチョにもならず、珠玉の曲が収められているように感じます。
今年、最も私がヘビロテで聴いたアルバムだと思います。
評論家は、恐らく私と、また違う評価を下すと思いますがね。
でも、私はジョニー・マーの“Playland”が2014年で一番のアルバムだと思います。

Playland
Johnny Marr
New Voodoo
2014-10-07



2013年で一番良いと思ったロック・アルバム

SnapShot

4日は、ロックを聴きながらネットサーフィンしていたら、目がチカチカしてきたので、その後はMacを見ないようにしていました。
やはり、PCは目に悪いと感じた次第です。

ネットサーフィンしていて読んだ記事ですが、英NME誌で発表されたNME's 50 Best Albums Of 2013で、見事No.1となったアルバムは、Arctic Monkeys の“AM”でした。
なるほど、“AM”は私も好きなアルバムです。
でも何となく、Arctic Monkeysが、遂にメインストリームのロックみたいな音になってしまったかという残念さを感じてしまいます。
別にメインストリーム・ロックの音が悪いという理由ではなく、約10年前に初々しいロックを演奏していた彼らが、『ついに大人になってしまったか』という一抹の寂しさを感じたのです。
勿論、 Arctic Monkeys の“AM”は、クオリティーは高いと思います。

そんな訳で、私が個人的に2013年にリリースされたロックのアルバムで一番良かったと思うのは、The Strypesの“Snapshot”だと思います。
やはり、ロックは青二才なバンドが、勢いにまかせてシンプルでストレートなロックを演奏するのが良いと思いました。
この、The Strypesの“Snapshot”は、そのようなタイプの音出すアルバムです。
以前は、Arctic Monkeysもシンプルでストレートなロックを演奏する青二才なバンドだったのですけどねぇ。
ちなみにNME's 50 Best Albums Of 2013ではThe Strypesの“Snapshot”はランキング外でした。


2009年で一番良かったCD

常に最新の音楽をチェックしている私ですが、ファッション雑誌の、お勧め音楽の欄に載っていた殆どのCDを既に購入済みだったなんてこともありました。
そんな私が個人的に2009年で一番良かったと思うCDは、アークティック・モンキーズ(Arctic Monkeys)の“Humbug”だと思います。
前2作より、主要メンバーであるアレックス・ターナーのソングライティング能力がアップしたように思います。
ロックとしての疾走感は前2作の方が感じさせますが、このアルバムは“聴かせる”感じが、たっぷりだと思います。
まだ若いのに(24歳)、何でこんな美しい旋律を産み出せるのが不思議な位です。
私は聴いていて、渋いベロアの生地を連想しました。
ちなみに“Humbug”はロッキング・オン誌の2月号の企画、『2009年ベストアルバム』ではNo.3でした。
同誌のNo.1はグリーン・デイの“21世紀のブレイクダウン”で、No.2はミューズの“ザ・レジスタンス”でした。
グリーン・デイの“21世紀のブレイクダウン”とミューズの“ザ・レジスタンス”のどちらも、去年私も死ぬ程聴き込んだアルバムです。
でも私はアークティック・モンキーズの“Humbug”が、No.1だと思います。
やはり、批評家の評価より自分の耳と直感を信じて音楽を聴くことが、一番大事だと思います。
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