フランソワーズ・アルディさんは1944年産まれのフランスの歌手、モデル、シンガーソングライターです。
また、ソルボンヌ大学に在籍した才媛でもあります。
日本では邦題『さよならを教えて』『もう森になんか行かない』の2曲が知られています。
その歌声はか細く、アンニュイですが、根はロック好きで、エルビスやビートルズが好きなようです。
'90年代前めの頃のインタビューでも、『最近は、ジーザス・アンド・メリーチェインが好き』だとか、イギー・ポップとデュエットを果たしたり、大変なロックマニアであるようです。
そういえば、夫がジャック・デュトロンという葉巻が似合うロッカーなので、彼女のロック・マニアは筋金入りです。
どうして私が彼女の音楽を知ったかというと、非常にフォトジェニックな方で、アルバム『もう森になんか行かない』のジャケットの写真を見て思わずジャケ買いをしてしまったからです。
聴いてみると最初は陰気な感じはしましたが、聴き込む程にその歌声と才能に引き込まれていきました。
それで、少しずつアルバムを買い揃えていくうちに、70年代初めには『私生活』『私小説』などのクオリティの高いアルバムを制作していたことを発見しました。
個人的には1970年にリリースされた邦題『アルディのおとぎ話』がお気に入りです。
近年、ボックスセットが出て、お宝な音源が入手し易くなって嬉しいです。
最近、お歳をめしたルックスになってしまいましたが、校長先生のような気品ある、どこか凛としたオーラを感じるのは、自分に揺るぎない自信があることに裏打ちされているのだと思います。
※この記事は、2019年8月11日に、投稿当時の原文を損なわない程度に修正致しました。