★絵描きの日記

加茂谷正俊のブログです。 絵画を中心に美術やっています。 公募展出展、グループ展や個展などもします。 2010年、2014年、2018年、2022年、富山国際現代美術展に参加。

アレックス

The Last Shadow Puppets

The Last Shadow Puppets

今日で3日目となる新譜の話です。
ブログの内容が、まるで音楽雑誌と化しています。
この、お姉さんが、ストッキングを摘んでいる悩ましげなジャケットのCDは、ザ・ラスト・シャドウ・パペッツ(The Last Shadow Puppets)の『ジ・エイジ・オブ・ジ・アンダーステイトメント(The Age Of The Understatement)と言います。

何かグループ名もアルバムのタイトルも覚えにくいのですが、このザ・ラスト・シャドウ・パペッツは、アークティック・モンキーズの中心メンバー、アレックス・ターナー と、ラスカルズのマイルズ・ケインのコラボレーション作品です。
分かりやすく言うと、イギリスで、今一番売れている若手バンドのメンバーによるサイドプロジェクトです。
ジャケットの、悩ましげなお姉さんが、歌っているのではないので、悪しからず。

このCDを聴いて思ったのは、ジャケットのデザインを含め、60年代後半っぽい雰囲気がある事です。オーケストラをオーバーダビングして、甘ーい感じに仕上がっています。
スウィートな感じのCDと申しましょうか?
パニック・アット・ザ・ディスコと言い、最近は60年代後半な感じのサウンドが流行りなのでしょうか?
そういえば、最近の髪型も、60年代っぽい重ためのヘアスタイルが流行りです。
何事も物事はシンクロするものです。

このアルバムは、時々アークティック・モンキーズ風のメロディーが登場しますが、オーケストラの甘い響きが、そのイメージを払拭します。
やっぱりアレックスもイギリス人だったんだなぁと納得します。

でも、このアルバムが出たお陰で、アークティック・モンキーズのバンドとしてのコンセプトが、はっきりしますし、アレックスの才能の凄まじさを感じます。
このアルバムは、ソファーに座って、ミルクティーを飲みながら聴くのが正しい姿だと思います。
実は、私はアークティック・モンキーズの2枚のアルバムより、このアルバム の方が好きなんですよ。

The Age of The Understatement
The Last Shadow Puppets
Domino / Hostess
2008-04-22

サマソニでのアークティック・モンキーズ

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サマーソニックの2日目のトリは、アークティック・モンキーズです。
平均年齢22歳というサマーソニック史上最年少のメインアクトだそうです。

千葉マリンスタジアムは日が落ちて、すっかり暗くなっています。
アリーナもスタンドもほぼ満員の状態です。

そこへ登場したのが、ボーカル及びギターのアレックス、ギターのジェイミー、ドラムのマット、ベースのニックの登場です。
大抵のメインアクトは、予定の時間より大幅に遅れて始まりますが、殆んど予定の時間から始まりました。

聴いてみますと、タイトな演奏でロックバンドとして非常に上手いです。
驚いたことに、舞台上にはアンプとキャビネットしか置いてなく、いわゆる舞台装置は何もありませんでした。

あまり待たせずに演奏を始めることや、バンドとして上手いこと、舞台装置がないことは、ストイックで好感が持てました。
また、曲間に余計な喋りを入れずに黙々と轟音を演奏していきます。

私は彼らのアルバムを全て聴いてますが、ライブで改めて聴くと、非常に転調が多いことに気が付きます。
その転調も独特の間合いでやるので、恐らく彼らの曲のカバーは難しくて出来ないでしょう。

ライブの合間に、アレックスのギターとボーカルだけの部分を注意深く聴いてみると、どうも独特の間合いはアレックス独自の感覚で、他のメンバーがついてきている様に感じました。

彼らはアルバムをまだ2枚しか出してないので、トリとしての持ち時間をこなせるか心配になってきました。
特に人気な曲を終える度に持ち歌がなくならないかとも、心配になりました。
それでも何とかこなし21時には終了出来ました。

※この記事は2017年2月11日に、投稿当時の原文を損なわない程度に、修正致しました。
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2019年

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