ポリスの再結成ツアーのチケットを入手しました。同じ日にレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの再結成ライブがあったので、どちらに行こうか悩みましたが、ポリスにしました。それは、メンバーの年齢が高い上、奇跡の再結成であると考えると、もうポリスのライブに行くチャンスがないと考えたからです。メンバーの年齢が高いだけでなく、チケット代も高くて、ローリング・ストーンズ並みでした。しかし、是非ともスティング、スチュワート・コープランド、アンディ・サマーズの3人が火花を散らすステージを生で見たいと思いました。“THE POLICE LIVE!”に収録されている'79年のボストン・オルフェウムの演奏は、飛ばしまくりで、まさにロックの生演奏のお手本だと思います。ロックのライブを知らない人に、『ロックのライブは、こういったものだ』と教えるには、私はこのCDのボストン・オルフェウムの演奏を聴く事を勧めます。そういったお手本感覚がポリスの音楽性の本質なのだと思います。なんちゃって感覚のバンドでは、ポリスの足元にも及ばない事が良く分かります。それが良い事か、悪い事か、思わず哲学的に考え込んでしまいます。
