★絵描きの日記

加茂谷正俊のブログです。 絵画を中心に美術やっています。 公募展出展、グループ展や個展などもします。 2010年、2014年、2018年、2022年、富山国際現代美術展に参加。

エスキース

エスキース出来ました

今度の新作、『うさロック』の構想スケッチ…というか、エスキースが出来ました。
エスキースとは、作品の構想を固める時などに作る試し描きで、大きさも縮小版のものです。

前回の写真とはパッと見た目で違いは分からないと思いますが、なかなか完成度の高いエスキースになりました。
これだけでも作品として充分通用しそうですね。
達成感で一杯です。
以前はエスキースなしで、本番一発勝負で描いてましたが、最近は鉛筆で可能な限り完成度の高いエスキースを作成しています。
それは、構想をしっかり固めた作品を制作したいためと、デッサンの腕試しとして描いているのと、2つの目的があります。



後はもうキャンバスで本番を描くだけです。
腕が鳴るなぁ。

今度はデジカメで撮りました。
PCの人は、画像をクリックすると、画像が拡大するで、拡大して見て下さい。

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つぶやき

これは、大分昔に描いたデッサンです。『つぶやき』という作品のエスキースですが、仕上がった作品より、エスキースの方が良かった一例です。日本人の女性の横顔は、綺麗ですよね。白人の女性の横顔も綺麗ですけど、日本人の感覚だと、鼻が高過ぎて違和感を感じてしまいます。この、何かを考え込んで物憂げな女性は、何かを、まさにつぶやく所です。何か悲観的な内容を、つぶやきそうです。これは、私の『絵で描く詩』のコンセプトの早い頃からの例でしょう。2be715b3.jpg

構想スケッチ

話は前後しますが、2月7日はアトリエ彩園子で制作日でした。私は、春の公募展に向けて構想スケッチを描いています。構想スケッチと言っても、スケッチというレベルではなく、鉛筆で描いた白黒のエスキースです。キャンバスに描く前に、一旦白黒の完成度が高い『作品』を制作しているのです。長い絵描きのキャリアの中で、いつの間にかついた習慣です。その構想スケッチを難儀な気持ちで、制作していると大宮政朗先生は色々ヒントを出してくれました。本当に大宮先生の感性は、剃刀の刃のように鋭く、アドバイス通りにやってみると、画面が魔法のように変わってしまいます。その時は、本当に実力の違いを感じさせられました。絵描きの実力はデッサン力だけのように認知されていますが、構成力や色彩感覚と勘です。その勘とは、作品制作に行き詰まった時、いかにその問題を打開する能力です。ちょうど、車の運転していて、危ないと思った時に、とっさにどう事故を回避するかという感覚に似ています。その勘には感性と、閃きが必要です。感性は、日頃から芸術作品を観たり、音楽を聴いたり、人と話をしたりして磨きます。閃きは、そのまま頭の回転の良し悪しに直結します。→続く3864f664.jpg
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気まぐれギャラリー
『シャキーンとした猫』
2019年

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