★絵描きの日記

加茂谷正俊のブログです。 絵画を中心に美術やっています。 公募展出展、グループ展や個展などもします。 2010年、2014年、2018年、2022年、富山国際現代美術展に参加。

カール・バラー

ピート・ドハーティに対する思い入れ

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最近は、もっぱらピーターラビット号(MGF)で移動しています。
特に最近は、ピート・ドハーティのベイビーシャンブルズを聴きながら移動することが多いです。
英国車でUKロックをかけると、やはり雰囲気が良いですね。
車窓は日本の景色ですけどね。

ピート・ドハーティには、ある思い入れがあります。
ちょうど10年前の2002年、リバティーンズのファーストにノックアウトされました。
しかし、後年ピート・ドハーティのドラッグの影響でリバティーンズは暗礁に乗り上げ、活動を中止してしまい、残念な思いをしました。
そのうち、私が個人的に気に入っていたモデルのケイト・モスとピートが付き合うという情報が入ってから、私はピートにネガティブな印象を持つようになって来ました。
同じリバティーンズでも、カール・バラー派になりました。
実際、カールの曲の方がラウドで、私の好みだったことも関係しています。

でも最近は、私もピートの吟遊詩人的な曲が好きになってきました。
今ではピートとカールも仲直りするようになり、リバティーンズとしての活動も再開しているようです。
時間って、色んなことを解決してくれるのだなぁ〜と思います。

下の写真は、リバティーンズのセカンド、“Libertines”です。
赤いフレッドペリーのポロシャツを着て短髪の方がピート・ドハーティで、白いタンクトップに長髪の方がカール・バラーです。

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カール・バラー

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ロックファンでは、同じバンドで、フロントマンが2人いる場合、どちら派か、別れてしまう現象があります。
それは、ファン心理のゆえ、仕方ないことです。
例えば、ビートルズだったら、ジョン派かポール派になるし、ピンクフロイドだったら、シド派かウォーターズ派になります。
クラッシュだったら、ストラマー派かミック派、ダムドだったらヴァニアン派か、キャプテン派になると思います。
最近の話では、オアシスが解散し、弟リアムが、残ったメンバーでビーディー・アイを結成し、兄貴のノエルはソロに向けた活動が本格化し、リアム派かノエル派か、今後ファンは別れてしまうことでしょう。

私が好きな、ザ・リバティーンズにしてもしかりです。
ピート・ドハーティー派かカール・バラー派に分かれます。
リバティーンズの場合、ピートとカールは曲を共作し、どちらボーカルを取るので、ビートルズのジョンとポールのような対等の関係です。
そのため、ピート派とカール派は、はっきりと分かれると思われます。
私は断然カール派です。
それは、単純にピートがヘヴィーなドラッグ常習者の困り者だからとか、そんな単純な問題ではなく、その声質とリバティーンズとしての活動休止中の各自の活動の違いからです。
ボーカルの声質は、ピートがヘナヘナな感じがするけど、カールの方が明瞭で聞き取りやすい感じがします。
これは、リバティーンズがリアルタイムで活動している時から、そう感じていました。
リバティーンズとしての活動休止後、ピートは、ベイビーシャンブルズで活動し、カールはダーティ・プリティ・シングスで活動しました。
これら、活動休止後のキャリアでは、ベイビーシャンブルズより、ダーティ・プリティ・シングスの音の方が、私の趣味に合います。
これは、好みの問題だから仕方ないです。
世間の知名度においては、ピート・ドハーティーが、パパラッチの餌食になるような、そのお騒がせな行動や、モデルのケイト・モスと付き合っていたことなどから、知名度が高い傾向です。
でもここで、私がBlogに書くことによって、カールの知名度が、少しでも高くなれば良いと思っています。
ちなみに、ピートのベイビーシャンブルズのアルバムは、最高位UK5位で、カールのダーティ・プリティ・シングスが最高位UK3位とどちらも才能がある方々だと思います。

上の写真はカール・バラー。

THE LIBERTINES

THE LIBERTINES

“THE LIBERTINES”は、リバティーンズのセカンドアルバムのタイトルです。
邦題は“リバティーンズ革命”といいますが、ちょとセンスに欠けています。

ジャケット写真の長髪のイケメンがカール・バラーで、赤いポロシャツを着ている男性がピート・ドハーティです。
ファーストと違い、非常にポップな曲調の曲が多いです。

このアルバムで、リバティーンズはブレイクして同時に空中分解します。
ピート・ドハーティのお騒がせ行動も、この頃から表面化しました。
ファーストアルバムからリバティーンズのファンだった私は、どうリアクションしたら良いか分かりませんでした。

このアルバムが全英1位で、シングルも全英2位と売れまくるも、ピートのスキャンダラスな行動が目立ってしまうという皮肉です。
それはロックらしいと言えば、ロックらしいのですが…。

決定的な事件は、ピートがカール宅にギターを盗みに侵入して通報された事です。
ザ・フーもセックス・ピストルズもスキャンダラスなバンドですが、メンバーの家に楽器を盗みに入るとは、前代未聞です。
ピートとカールの仲は、その一件で決裂し、ピートが留置場に入れられてしまいます。

あの大好きだったリバティーンズが、レーシングカーがクラッシュするが如くに崩壊する様を見る事は辛かったです。

その時の私の感情は、『ピートってこんな奴だったのか』という驚きです。
また、釈放されても、麻薬の不法所持で逮捕され、リバティーンズはピートの穴をサポートギタリストを入れてフジロックのため来日します。

このアルバムが出た2004年の12月に、無期限活動停止になってしまいます。
私が、ライブに行く都合がつかないうちに、活動停止してしまいました。
無理してでもライブに行けば良かったと後悔しています。

※この記事は、投稿当時の原文を損なわない程度に、2017年2月11日に修正致しました。

The Libertines
The Libertines
Rough Trade
2009-11-02

リバティーンズの幻影

Waterloo to Anywhere by Dirty Pretty Things

今日はリバティーンズの中心メンバーのもう一方、カール・バラーのバンド、ダーティ・プリティ・シングスの話です。
というか、ドラムはリバティーンズのドラマーで、ギタリストもピート・ドハーティの穴を埋めたサポート・ギタリストなので、ベース以外は、まんまリバティーンズの音です。

ピート・ドハーティのベイビー・シャンブルズは、ピートのお騒がせ言動のため有名になりましたが、こちらは知名度はイマイチです。
リバティーンズの人気は、ピート・ドハーティが強烈な個性で男性ファンに支持され、カール・バラーは長髪イケメンなルックスと渋い声で、女の子に支持されて、人気を二分していました。

このダーティ・プリティ・シングスのCDからは、通してその渋い声が聴こえきますが、もうピートとカールがハモらなる事はないのかとう、喪失感を感じます。

私はリバティーンズに関しては、カール派です。
ピート・ドハーティが不在の時もサポート・ギタリストを入れて日本に来日している姿が健気だったからです。
しかし、ダーティ・プリティ・シングスやベイビー・シャンブルズも好きですが、やはりリバティーンズが一番良いと結論が出てしまいます。

最近は、コアなロックのコメンテーターとして、知的な活動をみせるカール・バラーに対し、才能はあるのにスキャンダラスな言動でパパラッチに狙われるピート・ドハーティとのキャラの差がくっきりとしてしまいました。
私がリバティーンズのCDを最初に聴いた2002年はそうではなかったですが…。



余談ですが、私はエディ・スリマンがカール・バラーをイメージしてデザインしたDiorのブーツを持っています。
そのブーツを買いに行った時、銀座のDiorオムのショップでは、リバティーンズがガンガンかかっていて、なかなか格好良かったですよ。
ブーツの色は、ゴールドとシルバーがありましたが、私はシルバーを買いました。
その買い物に友人の小岩君が付き合ってくれましたが、私があまりに派手なデザインのブーツを購入していた事で、あきれた表情をしていた事が懐かしく思い出せます。

エディ・スリマン

※この記事は2022年4月17日に、投稿当時の原文を損なわない程度に修正致しました。

ウォータールー・トゥ・エニウェア
ダーティ・プリティ・シングス
ユニバーサル インターナショナル
2006-05-03

ピート・ドハーティとピーター・ラビット君

リバティーンズの主要メンバーの1人、ピート・ドハーティのバンド、ベイビー・シャンブルズのニューアルバム“ショッターズ・ネイション”を聴きました。相変わらずフニャフニャしたボーカルですが、ソリッドな良いロック作品に仕上がっています。ピート・ドハーティは才能はあるのですが、その破天荒な言動でリバティーンズの解散の原因になりました。バンドのもう1人の中心メンバー、カール・バラーの家にギターを盗み入って通報されたり、報道カメラマンを殴って警察沙汰になったり、リバティーンズのライブ当日に姿を現さない、恋人ケイト・モスとコカインの使用で検挙されたりするなど、枚挙に暇がありません。特にショックだったのは、モデルのケイト・モスがコカインで検挙された事です。私自身、ケイト・モスは大好きなモデルさんだったので、ピートを心底蔑んでいました。しかし、リバティーンズの音楽は、デビューした当時からの大ファンであるという、このジレンマは何とも皮肉です。リバティーンズが解散し、ベイビー・シャンブルズになってからも、オアシスのオープニング・アクトをドタキャンするなど相変わらずです。今回は改心してソリッドなアルバムを作ったと思います。→続く16d118a6.jpg
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