★絵描きの日記

加茂谷正俊のブログです。 絵画を中心に美術やっています。 公募展出展、グループ展や個展などもします。 2010年、2014年、2018年、2022年、富山国際現代美術展に参加。

ザ・スミス

サッチャー元首相の訃報を聞いて…。

RANK












8日、イギリスのサッチャー元首相が亡くなりました。
年齢がバレるので、少し恥ずかしいのですが、イギリスでサッチャーさんが首相を務めていた時には、私は既に物心が付いていました。
そして、無類のUKロック好きな私は、サッチャー元首相を思い出すと、当時人気があったUKのロックバンド、ザ・スミス (The Smiths)を結びつけてしまいます。
ちなみに、サッチャー元首相の在任期間は、1979年 -1990年で、ザ・スミスが活躍した期間は1983年-1987年と、サッチャー政権の、ど真ん中で活動していたことが分かります。
当時のイギリスの失業者は悲惨なもので、当時イギリスからのニュースは、連日のように失業者とフォークランド紛争(1982年)関連ばかりが、報道されていたと記憶しています。
イギリスの音楽業界も、'80年代半ばには第2次ブリティッシュ・インヴェイジョンも下火になり、ロックのギターサウンドは消滅し、打ち込み音が主流の、ユーロビートばかりでUKロック・マニアにとっても冬の時代でした。
そのような状況下で、唯一まともに聴けるロック・バンドがザ・スミスだったのです。
モリッシーの悲壮感漂うボーカルと、ジョニー・マーの乾いたギターの音色が、サッチャー政権時代の悲惨なイギリスのイメージに合致するように、当時感じられました。
しかし、'90年代に入ってからのイギリスの景気拡大は、サッチャー元首相の功績なしには、なし得なかったと思います。
まずは、サッチャー元首相に謹んで哀悼の意を表します。
写真はザ・スミスの唯一のライブ盤、“ランク(Rank)”です。
最もロックのダイナミズムを感じる、私が一番好きなザ・スミスのアルバムです。

ランク(紙ジャケット仕様)
ランク(紙ジャケット仕様) [CD]

Panic

ある日、私は気分が良いので、The Smith(ザ・スミス)の“Panic”という曲のサビを口ずさんでいました。この曲は覚え易くて、思わず口ずさんでしまいます。“Hang the D.J, Hang the D.J, Hang the D.J,….”口ずさんで、ふと我に帰りました。なぜD.Jを吊し上げなければならないのかという事に気付いたからです。慌てて歌詞カードを見ると、自分の人生に役に立つ事を言ってない(IT SAYS NOTHIG ABOUT MY LIFE)ので、ディスコを焼き払って(Burn down Disco)、D.Jを吊し上げて(Hang the D.J)しまおうという内容でした。この曲は、サビの“Hang the D.J, Hang the D.J,”の部分をボーカルのモリッシーと一緒に子供達が合唱しているのです。こんな内容の歌を子供達に合唱させるとは、なかなかタチが悪いです。悪趣味すれすれな気もします。メロディーや演奏だけでなく、歌詞の内容を知って、この曲がいかに、破壊力があるか思い知らされました。まさにロックの佳曲ですね。6614a324.jpg
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『シャキーンとした猫』
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