Tell Me I'm Pretty

近頃、USロックに夢中な私です。
UKロックが好みのツボでである私には、珍しい現象です。

そんな中で夢中になっているバンドは、Cage The Elephantです。
あっという間に全アルバムを聴き込んでしまいました。
音楽的な特徴は、ガレージ・ロックとサイケデリックなグルーヴを基調にしたバンドです。

メンバーはボーカルのマット・シュルツ、リズム・ギターのブラッド・シュルツ、そしてベースのダニエル・ティシェナーとドラムのジャレッド・チャンピオンです。
因みに、ボーカルのマット・シュルツと、リズム・ギターのブラッド・シュルツは兄弟です。

サイケデリックかつガレージなグルーヴを奏でるバンドだからと言って、懐古的ではなく、現代のサウンドを奏でている所が特徴です。
2008年からキャリアをスタートさせ、2010年代には4枚のアルバムをリリースしています。

そんなCage The Elephantのアルバムの中で、私が一番好きなアルバムが、2015年の"Tell Me I'm Pretty" です。
USロック・チャートで3位を記録し、グラミー賞でベスト・ロック・アルバムを受賞しているので、なかなか手堅いアルバムだと思います。

Cage the Elephantを聴きますと、2010年代がロックにとって冬の時代だったと言う説を、覆されるような気がしてきました。
本国をはじめとした、マスメディアの報じ方に、問題があるのではないかと感じました。

日本でも、Cage the Elephantのような凄いバンドが、ウィキペディアの日本語版がないなど、日本のロック系以外のメディアからは、完全無視されている状態です。




TELL ME I'M PRETTY
CAGE THE ELEPHANT
RCA
2015-12-18