★絵描きの日記

加茂谷正俊のブログです。 絵画を中心に美術やっています。 公募展出展、グループ展や個展などもします。 2010年、2014年、2018年、2022年、富山国際現代美術展に参加。

ジョニー・マー

2022年上半期で最も良かったアルバムは、ジョニー・マーの”フィーヴァー・ドリームス Pt.1-4”

Fever Dreams Pts.1-4

ついに2022年も6月に突入しました。
あと1ヶ月で、2022年の上半期が終わってしまいます。

そこで、少し早いのですが、2022年の上半期で最も良かったアルバムを紹介したいと思います。
それは、ジョニー・マーの"Fever Dreams Pts.1-4"です。

一聴した感想は、『久し振りに、しっかりとしたギター・ロックを聴いた』です。
しかも、ジョニー・マーはギター・ヒーローと言われる名ギタリストです。
私も大好きなギタリストです。

そんなジョニーが、全16曲という、大作のギター・ロック・アルバムをリリースしたのです。
聴き応えは充分です。
もちろん、ギターのサウンドも申し分ないです。
全体的に、シーケンサーを導入し、ジョニーが'90年代に活動したユニット、Electronic を連想させられます。

チャート・アクションは、ジョニー・マーが、これまでリリースしたソロ・アルバム最高位のUK4位になりました。
納得です。




FEVER DREAMS PTS.1-4
JOHNNY MARR
ADA/BMG RIGHTS MANAGEMENT
2022-02-25


サッチャー元首相の訃報を聞いて…。

RANK












8日、イギリスのサッチャー元首相が亡くなりました。
年齢がバレるので、少し恥ずかしいのですが、イギリスでサッチャーさんが首相を務めていた時には、私は既に物心が付いていました。
そして、無類のUKロック好きな私は、サッチャー元首相を思い出すと、当時人気があったUKのロックバンド、ザ・スミス (The Smiths)を結びつけてしまいます。
ちなみに、サッチャー元首相の在任期間は、1979年 -1990年で、ザ・スミスが活躍した期間は1983年-1987年と、サッチャー政権の、ど真ん中で活動していたことが分かります。
当時のイギリスの失業者は悲惨なもので、当時イギリスからのニュースは、連日のように失業者とフォークランド紛争(1982年)関連ばかりが、報道されていたと記憶しています。
イギリスの音楽業界も、'80年代半ばには第2次ブリティッシュ・インヴェイジョンも下火になり、ロックのギターサウンドは消滅し、打ち込み音が主流の、ユーロビートばかりでUKロック・マニアにとっても冬の時代でした。
そのような状況下で、唯一まともに聴けるロック・バンドがザ・スミスだったのです。
モリッシーの悲壮感漂うボーカルと、ジョニー・マーの乾いたギターの音色が、サッチャー政権時代の悲惨なイギリスのイメージに合致するように、当時感じられました。
しかし、'90年代に入ってからのイギリスの景気拡大は、サッチャー元首相の功績なしには、なし得なかったと思います。
まずは、サッチャー元首相に謹んで哀悼の意を表します。
写真はザ・スミスの唯一のライブ盤、“ランク(Rank)”です。
最もロックのダイナミズムを感じる、私が一番好きなザ・スミスのアルバムです。

ランク(紙ジャケット仕様)
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