★絵描きの日記

加茂谷正俊のブログです。 絵画を中心に美術やっています。 公募展出展、グループ展や個展などもします。 2010年、2014年、2018富山国際現代美術展に参加。

スタイル・カウンシル

がなるポール・ウェラー!

Home and Abroad

ポール・ウェラーの全キャリアの中でも、スタイル・カウンシルの時代はクールなイメージで、汗臭いイメージは皆無です。
しかしながら、スタイル・カウンシルのライブ盤"Home and Abroad" では、ポール・ウェラーは、ボーカルで、がなりまくり、グシャグシャなギターを弾いています。

一聴すると、スタイル・カウンシルのアルバムの中でも、"Home and Abroad" だけはザ・ジャムみたいに感じてしまいます。
考えてみますと、このライブの3年前までは、ポール・ウェラーはザ・ジャムとしてライブ活動をしていた訳で、『人って、やっぱり根っこは変わらないんだ』と思ってしまいます。

ライブの中心メンバーは、ポール・ウェラーと、キーボードのミック・タルボットのコンビ。
そして、ドラムのスティーヴ・ホワイト、女性コーラスのD.C.リーです。
他にホーン・セクションやベース、パーカッションなど大所帯です。
大所帯バンドの割には、どことなく演奏がショボく、ザ・ジャムのような勢いとノリでライブをしているように感じます。

特筆すべきは、ドラムのスティーヴ・ホワイトで、スタジオ盤より叩きまくっている所です。
スティーヴ・ホワイトは、スタイル・カウンシル解散後も、ポール・ウェラーのソロ・ワークでもドラムを叩いているので、"Home and Abroad"は、後のポール・ウェラーのソロ・ワークの原型のようにも聴こえて来ます。

結果的に、スタイル・カウンシルは、ザ・ジャムとポール・ウェラーのソロ・ワークの橋渡し役であったことを実感させられます。

因みに、コーラスのD.C.リーは現在、ポール・ウェラーの前妻となっており、娘さんがD.C.リーと瓜二つのルックスでモデル活動をしています。

Home & Abroad: Live
Style Council
Polygram Int'l
1998-10-13

『時代不詳のロック』

Heavy Soul












本日は、毎朝の体重測定で、今年のベストを更新しました。
でも、体調がイマイチなので、複雑な心境です。

この日は気分でポール・ウェラーの曲を聴きまくっていました。
ポール・ウェラーは、多様な音楽性を持つことで知られるUKロックの親玉的な存在ですが、私はポール・ウェラーの曲でも、ロックっぽい曲が好きです。
なので、アルバムも“Heavy Soul” (1997年)とか、“As Is Now” (2005年)とか、ロック色の強いアルバムが好きです。
特に、“Heavy Soul” は、リアルタイムで聴いた時の思い出とか、蘇りはすれども、懐かしの'90年代サウンドとは感じませんでした。
同時代のブラーやオアシスなどを今聴くと、『うわっ懐かしい〜』と感じますが、なぜかポール・ウェラーの曲は、そう感じないのです。

それは、この頃のポール・ウェラーは、表面的な流行に目移りせずに、シンプルでオーソドックスなロックを演奏していたからに違いありません。
実際、“Heavy Soul” は無駄がなくて、シンプルかつ普遍的なロック・サウンドです。
その頃、若造だったブラーやオアシスに比べて、当時30代後半だったポール・ウェラーは、ブレずに既に自分のスタイルを確立させていたからでしょう。
まぁ、ポール・ウェラーは10代から20代にかけて、ザ・ジャムやザ・スタイル・カウンシルの時代を通し、流行に色目を使った曲や、サウンドを散々作り尽くしていたので、『流行など、何を今更』と感じてもおかしくはありません。

この、“Heavy Soul”の収録曲も、聴きようによっては、'60年代〜'70年代初頭のロックにも聴こえますが、感覚的には'60年代〜'70年代初頭にはあり得ないシャープな現代的な感性があり、『時代不詳のロック』と感じられます。
この、『時代不詳のロック』という感覚は、ポール・ウェラーのソロ・ワークに共通して言えるかも知れません。

Heavy Soul
Heavy Soul [CD]

大人になって良さが分かった音楽

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最近、かなり久しぶりにスタイル・カウンシル(The Style Council)の
“コンフェッション・オブ・ア・ポップ・グループ (Confesstions of A Pop Group)”を聴きました。
スタイル・カウンシル、通算4枚目のアルバムで、結果的に彼らの最後のアルバムになったいわく付きのアルバムです。
リリース当時、CDを聴いた後、私はガッカリして、スタイルカウンシルの失敗作だと思いました。
ポール・ウェラーは、一体どうしてしまったのかと…。
また、批評家も、当時このアルバムを酷評していたので、そんなメディアの影響もあり、完全に私の中では“コンフェッション・オブ・ア・ポップ・グループ ”は失敗作だと思い、『二度と聴くものか』と思いました。
でも、私はその当時、パンク・ロックが大好きな小僧だったので、大人の魅力たっぷりな、このアルバムを聴いても、その良さが分かる筈もありません。

先日、思いつきで、このアルバムを聴いてみた所、その良さに目から鱗が落ちました。
その良さに気付いたに気付いたのは、私自身が大人になったことと、時代がようやく彼らに追いついたからでしょう。
スタイル・カウンシルは、当時何でも最先端の音楽的アプローチをしていたユニットですが、最先端過ぎて誰も理解できなくなってしまったのでしょう。

それを考えると、ポール・ウェラーは、とんでもない才能の持ち主のように感じてしまうのです。

Confessions of a Pop Group
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