★絵描きの日記

加茂谷正俊のブログです。 絵画を中心に美術やっています。 公募展出展、グループ展や個展などもします。 2010年、2014年、2018年、2022年、富山国際現代美術展に参加。

スティング

Outlandos d'Amour

京セラドームで、ザ・ポリスのライブに行って以来、ザ・ポリスにハマッています。アルバムはどれも、クオリティは高いのですが、私はファーストの“Outlandos d'Amour”が好きです。ザ・ポリスは、パンクばかり聴いていた私の耳には、メジャー寄りなサウンドで、昔はあまり好きではありませんでした。ライブも絶頂期は、サポートミュージシャンの人数も多く、あまり感心しませんでした。でも、今回のライブは、全ての曲をたった3人で勝負していて、好感が持てました。何よりも、ロックバンドとしての素の姿が凛々しかったです。彼らのアルバムで、ロックバンドとしての素の姿を見せているのは、この“Outlandos d'Amour”です。パンクとレゲエを融合するなど、そのアイデアは、クラッシュの影響がみられます。しかし彼らは、更に一歩踏み込んで、レゲエのリズムとの融合を試みている事が分かります。このアルバムを聴くと、ザ・ポリスが決してスティングのバックバンドではない事が良く分かります。聴いていると、間の取り方が微妙で、緊張感が漂っている感じがします。ライブでも、その独特の『間』を感じ、息の飲みました。それこそ、ロック・バンドのダイナミズムです。0cf69b70.jpg

ザ・ポリス復活!

POLICE

ザ・ポリスの再結成ライブで大阪の京セラドーム大阪に行きました。
私にとっては、人生3回目の京セラドーム大阪です。
1回目はポール・マッカートニーで2回目は、ローリング・ストーンズのライブです。

今回、ザ・ポリスは彼らの来日後、初のライブになります。
会場は推測で、数万人は集まっているようです。
人が多い所が好きな私には、うってつけの所です。
私は、まぎれもなく、彼らの復活を、いち早く目撃した1人になりました。

何よりも、あの年代で高い地位に居るメンバーが、サポートのミュージシャンを入れずに、たった3人でライブをする事に驚愕しました。
曲は、全曲知っていましたが、インプロビゼーションするものですから、先が読めずハラハラしました。
その、インプロビゼーションという危ない綱渡りを、敢えてするのが彼らの魅力なのでしょう。
聴いていて思ったのですが、昔のライブのDVDやCDと比べて、インプロビゼーションの比率が増えているように思いました。それは、ミュージシャンとしての自信の現れだと思います。
写真は、ライブのパンフレットです。

この、2500円のパンフレットだけ買うのに、グッズ売り場で30分かかりました。
それは、私の前でグッズを買っていた1人の方が、たっぷりと5万円もショッピングしていたからです。
ライブのグッズ売り場で5万円も使っている人を初めて見ました。

※この記事は2016年2月11日に、投稿当時の原文を損なわない程度に編集致しました。

ザ・ポリス・インサイド・アウト

Everyone Stares/The Police Inside Out

ザ・ポリスのドラマー、スチュワート・コープランドが撮影・編集・監督した映画“Everyone Stares/The Police Inside Out”を観ました。
これは、ザ・ポリスのスチュワート・コープランドが、バンドの初期の頃から、数年後に世界的ロックスターになって、身動きが取れなくなって解散するまでを描いています。
これを観る限り、スチュワート・コープランドは、ザ・ポリスの活動中は、いつもカメラを持って行動していた事になります。
ライブ中でも、ドラムキットの脇に、スタンドでカメラを固定して撮影している程です。
それを21世紀になった今頃になって、編集して映画にしてしまうなんて、スチュワートは無造作過ぎますが、それが"Everyone Stares/The Police Inside Out”の魅力だと思います。

この映画は、後半になって人気が出れば出る程、行動が制限されて虚しくなって破綻する様が描かれています。
ロックスターの生活や日常なんて、一般大衆には想像出来ませんが、この映画は淡々と、それを映し出しています。
映画では、スチュワートが撮影した映像に、彼自身のナレーションが入ります。
そのナレーションが素朴で味わいがあります。

現実のロックスターの実態は、ツアーとレコーディングの連続で、ウンザリした生活である事が良く分かります。

個人的に興味深い場面は、日本で表参道を歩いている場面で、『日本人は贈り物と玩具が好きだ。特にバレンタインだから』というナレーションが入る所です。

また、バンドの後期に、スティングのベースの音が、どことなく寂しげに聴こえる所も興味深いです。
スティングが多忙のあまり曲を書く余裕がなくなる様子も描かれています。
理想と現実、ギャップがある事は誰も分かっているとは思いますが、ロックバンドの仕事を見せつけられると本当に、『ご苦労さん』と声をかけたくなってしまいます。

※この記事は、2017年2月17日に投稿当時の原文を損なわない程度に、修正致しました。


ザ・ポリス

ポリスの再結成ツアーのチケットを入手しました。同じ日にレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの再結成ライブがあったので、どちらに行こうか悩みましたが、ポリスにしました。それは、メンバーの年齢が高い上、奇跡の再結成であると考えると、もうポリスのライブに行くチャンスがないと考えたからです。メンバーの年齢が高いだけでなく、チケット代も高くて、ローリング・ストーンズ並みでした。しかし、是非ともスティング、スチュワート・コープランド、アンディ・サマーズの3人が火花を散らすステージを生で見たいと思いました。“THE POLICE LIVE!”に収録されている'79年のボストン・オルフェウムの演奏は、飛ばしまくりで、まさにロックの生演奏のお手本だと思います。ロックのライブを知らない人に、『ロックのライブは、こういったものだ』と教えるには、私はこのCDのボストン・オルフェウムの演奏を聴く事を勧めます。そういったお手本感覚がポリスの音楽性の本質なのだと思います。なんちゃって感覚のバンドでは、ポリスの足元にも及ばない事が良く分かります。それが良い事か、悪い事か、思わず哲学的に考え込んでしまいます。76d8339d.jpg
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