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4月21日、渋谷クラブクアトロにて、ザ スタークラブの活動30周年の記念イベントに行ってきました。クアトロは、開演30分前から超満員でしたが、揃いも揃ってラバーソールやら、ドクターマーチンやらの靴を履いた人ばかりです。
やっと入場しても、限定CDを買うために長蛇の列に並ばなければなりません。

やっとCDを買ってロッカーに保存した所でSAの登場です。
SAは、このイベントの一発目を飾るのに相応しい、強力な音を出していました。耳も馴れていないせいか、このイベントで一番の大音響です。会場はモッシュ、ダイブの嵐で曲間はSAの連呼です。OiOi言う場面もありましたが、それ以上にダイブする人が多かったです。

そんな阿鼻叫喚なSAの登場の次にザ・ストラマーズの登場です。ツインギターのイントロがしばらく鳴り、ボーカルの岩田さんの歌が入ります。
これがまた岩田さんの声が素晴らしいんですよ。パンクな曲よりバラードを歌った方が良いのではないかと思う位に美声です。
バンドの演奏やコーラスがパンクな感じですが、岩田さんの歌が入ると途端にエレガントなムードになります。
どの曲でも岩田さんの歌が入るタイミングが絶妙で、そこら辺はよく練られている感じがしました。

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そして、ザ ストラマーズが終わった後は、いよいよザ スタークラブの登場です。
スタークラブのライブは、もう何度も行きましたが、曲間でも余計な事を喋らず、矢継ぎ早にパンクな曲をマシンガンの如く演奏するのがスタークラブのライブの魅力です。
今回も30周年という記念イベントであるにもかかわらず、黙々と曲を連射していきます。
曲が終わっても『ワン・ツー・スリー・フォー』の掛け声で間発入れずに次の曲に入ります。驚く事は、いつどこでライブを聴いても、ぴったりと同じクオリティーの演奏で、ムラがないということです。

同じバンドのライブへ何度も行くと、日によって演奏のムラやアレンジの変更がありますが、スタークラブは金太郎飴のように均一に演奏します。

本編では一切MCなしで、アンコールでやっと30周年についてのコメントしました。
『あっという間の30年』という内容のコメントでしたが、またすぐに曲がマシンガンのように連弾されます。
これは、つべこべ言わず歌った方が説得力があるというHIKAGEさんの考えであると思います。
そして、最後にSAのTAISEIさん、ストラマーズの岩田さんもステージに上がり、パワー・トゥー・パンクスで壮大に締めくくられました。