★絵描きの日記

加茂谷正俊のブログです。 絵画を中心に美術やっています。 公募展出展、グループ展や個展などもします。 2010年、2014年、2018年、2022年、富山国際現代美術展に参加。

ストーン・ローゼズ

ロックの魔法の力

Stone Roses












昨夜は、ロックを聴いていたら、テンションが上がってしまいました。
もともと夜更かしが苦手な私が、夢中で聴いていたら、ふと気が付いたら午前2時半でした。
どうやら、ロックには私の人格を変える魔法の力があるのだと思います。
ちなみに、私はヘッドホンが苦手なので、小型のスピーカーをベッドに近付けて、小さい音で聴いています。
スピーカーをベッドの近くなど、耳に近付ければ、小さい音でも満足できますし、深夜でも大丈夫な音量です。
写真は、昨夜夢中になって聴いたアルバムの1枚、“ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ザ・ストーン・ローゼズ ”です。

ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ザ・ストーン・ローゼズ
ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ザ・ストーン・ローゼズ [CD]

ストーン・ローゼズな日

TURNS INTO STONE

17日はストーン・ローゼズ(The Stone Roses)がしっくりはまる日でした。
その日の気分によって、聴ていて、しっくりするバンドは変わりますが、この日はストーン・ローゼズが、しっくり馴染みました。
ストーン・ローゼズは、元々大好きなバンドでしたが(1996年解散)、今聴くと、その偉大さが分かります。

まず、ベースのマニとドラムのレニのリズム隊が上手いのです。
私がグルーヴという言葉の意味を初めて理解したのは、この2人によって発せられる、音のうねりで理解したという程です。
特にマニのベースプレイが好きで、私の好きなベーシストの1人となっています。
ギターのジョン・スクワイアも、レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジばりに弾きまくります。
ボーカルのイアン・ブラウンの歌は、調子っ外れと言われますが、バンドの後期には、その朗々とした歌声が、宗教的な呪文のような感じを帯びてきます。

私は初々しいファーストアルバムの頃よりも、それ以降の、バンドの中期(シングル、Fools Gold、One Love)から後期の方が好きです。
後期の頃は、バンドのメンバーの演奏力がアップしている上、存在そのものに、どこか悲壮感が漂う感じが好きです。
この悲壮感は、ビートルズの解散直前にもみられます。
]何で、大物バンドの末期には、悲壮感が漂うのでしょうか。

ストーン・ローゼズは、ファースト・アルバムのヒットの後、訴訟に巻き込まれ、5年程セカンドアルバムを出す事が出来ませんでした。
そんな事情が関係しているのでしょうか?

リアルタイムでは、ファーストアルバムとセカンドアルバムのインターバルが長すぎて、しびれを切らしてしまいましたが、もう解散して10年以上が経過して、そんな事は、どうでも 良くなりました。
その、インターバルのせいか、セカンドアルバムの評価が低いのですが、近頃はセカンドアルバムの方をよく聴きます。

ファーストアルバムは、ポップでカラフルな曲が並びますが、さすがに時代の波には勝てず、古臭く聴こえますが、セカンドの“セカンド・カミング”は、今聴いても古臭さを感じず、今でもリアルタイムで聴ける内容や音質になっています。
このアルバムは、ストーン・ローゼズによる、ビートルズのアビーロードとも言える作品で、彼らの確かな演奏力と解散直前の悲壮感が感じられる作品になっています。
何よりももレニとマニのグルーヴを感じ取れる最後の音源になっています。

私は、ストーン・ローゼズの解散後、元メンバーのライブ演奏をバラバラに聴きました。
1つは、イアン・ブラウンのソロで、もう1つは、現在プライマル・スクリームというバンドで、ベースを弾いているマニのベースを聴きました。
イアン・ブラウンは、やはり、宗教的な説得力のあるカリスマ性のあるシンガーでした。
マニに関してはプライマル・スクリームに加入以来、ストーン・ローゼズ時代よりもベース・プレイが派手になり、ライブ会場が、ベースの振動で破壊されるのではないかと思う位でしたでした。

そういえば、彼らのファッションで、重めのマッシュルームカットに、バギーパンツというシルエットは、最近のファッション雑誌でも見受けられるシルエットであり、時代が、ひと回りして彼らに戻った感じがします。

※この記事は2022年4月10日に、投稿当時の原文を損なわない程度に編集致しました。

Turns into stone
STONE ROSES

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