★絵描きの日記

加茂谷正俊のブログです。 絵画を中心に美術やっています。 公募展出展、グループ展や個展などもします。 2010年、2014年、2018年、2022年、富山国際現代美術展に参加。

セルジュ・ゲンズブール

Comic Strip

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昨夜は、セルジュ・ゲンズブールのベスト盤“Comic Strip”を聴きました。
本当に、この方は才能あると思います。
曲に毒や皮肉を感じる時がありますが、だからこそ良いのだと思います。
おそらく、かなり頭が良い方だったのでしょう。
セルジュ・ゲンズブールと対等な会話が出来るには、それなりの頭の切れと知識がある人でないと無理でしょう。
そうでないと、かなり彼を誤解してしまうと思います。

Comic StripComic Strip
アーティスト:Serge Gainsbourg
Island / Mercury(1997-02-25)
販売元:Amazon.co.jp
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シャルロット・ゲンズブールのCDを聴きました

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遅ればせながらも、シャルロット・ゲンズブールの新しいアルバム、“IRM"を聴きました。
このアルバムは、アメリカのミュージシャン、ベックのプロデュースでレコーディングされたものですが、一聴して、音の質感がベックのアルバムであるかのように聴こえました。
シャルロットの声は、母親のジェーン・バーキンに似てますが、母親のエモーショナルかつコケティッシュな歌唱と違い、少しクールな印象を受けます。
以前、雑誌でシャルロットのインタビューを読んだところ、『母はすぐに男を作るので困る』というニュアンスの内容を話していたので、何となく分かるような気がします。
多分、シャルロットは、歌おうと思えば母親とほとんど同じ感じに歌えるのだと思いますが、ちょっと大げさ過ぎて気恥ずかしいのでしょう。
そう言えば、私自身も'60年代〜'70年代の音楽やファッションやアートが大げさ過ぎる気がしないでもないです。

以前、シャルロットの顔立ちは、父のセルジュ・ゲンズブールに似ていると思ったのですが、近年は母親に似てきたように思います。
やはり、自分の両親のことを、世界中の人が知っているということは、尋常じゃない環境だと思います。

SloganのDVD買いました

以前もBlogで描いた“スローガン(Slogan)”のDVDを、ついに買っちゃいました。
これは、妻子を持つ40歳の男と若い女性の恋愛を描いたものです。
私が初めてこの映画を観た時は、まだ20代だったので、当時は『品の良いロリコン物語』という程度の感覚でした。
しかし、年齢を重ねていくうちに、セルジュ・ゲンズブール演ずる主人公、ピエールの気持ちも分かるようになってきました。
つまり、この映画は登場人物に様々な世代の人間が出ていて、観ている人は自分の年齢に近い登場人物に感情移入することが出来るのです。
例えば、主婦だったら、浮気をするピエールの奥さんに感情移入できるし、若い女性だったら、ジェーン・バーキン演ずるエヴリーヌのファッションやメイクに釘付けになると思います。
そう考えると、なかなか良く出来た映画だと思います。
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眩惑されて

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今日は少し、風邪が楽になってきました。
それで、昨日出来なかった雑用を今日こなしています。

矢郷良明さんの“RADIO アグレッシヴ!”で映画の話をしていたので、YouTubeで私の好きな映画、“スローガン(Slogan)”の映像を観てみました。
“Slogan”を、YouTubeで改めて観ると、美しい映像とジェーン・バーキンの刹那的な歌声に眩惑されてしまって、クラクラしてきました。
何よりもセルジュ・ゲンズブール の音楽が、濃厚な雰囲気を醸し出します。
もう何度もレンタルして観た映画なのですが、本気でDVDを購入したくなりました。
この映画は1968年から1969年にかけて製作されたのですが、ファッションやインテリアや車など、ポップな'60年代の映像が満載の映画なのです。
この作品で、セルジュ・ゲンズブールとジェーン・バーキンが出会ったといいます。

セルジュ・ゲンズブールもジェーン・バーキンも知らないという方でも、エルメスのバック、“バーキン”ならご存知だと思います。
“バーキン”は、ジェーン・バーキンにちなんで名付けられたバックなのです。


この映像で、キザに煙草をくゆらせる男が、主演のセルジュ・ゲンズブールです。
セルジュ・ゲンズブールは、日本で言えば小室哲哉さんや、つんく♂さん、中田ヤスタカさんのようなソングライター・音楽プロデューサーで、映画の製作まで手がけるマルチな才能の方です。
また、この映像に登場する、キュートな若い女の子がジェーン・バーキンです。
セルジュ・ゲンズブールは“Slogan”の主演だけでなく、音楽も担当して、ジェーン・バーキンと歌をデュエットしています。
セルジュ・ゲンズブールとジェーン・バーキンは後に結婚して、娘のシャルロットを授けます。
その後、娘のシャルロットも、女優やシンガーとしてマルチな才能を発揮していきます。

そう言えば最近、そんなシャルロット・ゲンズブールの新譜がリリースされました。
うっかりしていて、まだ聴いてません。
早く聴かないといけませんね。
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実は…

私の音楽の趣味は、胸を張って『偏っています』と言えます。

人からはヘビーな音楽を聴きすぎだと言われます。
実際にカーステレオのスピーカーを大音響で2回も破った記録もあります。

しかし、そんな私のCDのコレクションを見ると、思いの外、多岐に渡ります。
実は意外にもアコースティックな音楽が好きだったりします。

また、おフランスなポップスを気取って聴いていたりします。

好きなミュージシャンはデビッド・ボウイやセルジュ・ゲンズブール、加藤和彦さんなど、幅広い音楽性を持ったミュージシャンばかりです。

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ジェーン・バーキン

今度のSMAP×SMAPのビストロSMAPにジェーン・バーキンが登場するらしいです。聞きたいことはエルメスの本家本元のバーキンの話や、亡き夫、セルジュ・ゲンズブール、娘シャルロットの話など、一杯ありますよ。もちろん新しい恋愛の話もね…。71b3d114.jpg

フランス・ギャル〜その1〜

France Gall

フランス・ギャル(France Gall)はフランスのポップスシンガーです。
もちろん、フランス・ギャルとは芸名で本名はイザベラさんと言います。
60年代はアイドル歌手としてスタートし、70年代以降は、ちょっと気取ったシンガーとして90年代まで活動していました。

『夢見るシャンソン人形』の出だしのワンコーラスのフレーズは、フランス・ギャルを知らなくても聴いた事はあると思います。
アイドル歌手の時代のフランス・ギャルは、もう強烈にかわいいんですよね。
You Tubeでも当時の映像が見れますが、ほとんど動くフランス人形です。
特に、衣装の色もまぶしいカラーの映像がおすすめです。



歌声も舌ったらずで、ボーカルに安定感がありませんが、それがかわいさを倍増させています。
まあ、アイドル歌手としての全盛期が16歳〜19歳だから多少舌ったらずでもおかしくはないのですが。

このフランス・ギャルの楽曲を作ったのは2人の男、セルジュ・ゲンズブールとミッシェル・ベルジェです。
セルジュ・ゲンズブールはアイドル時代の曲を作り、ミッシェル・ベルジェは彼女が28歳の時にシンガーとして復活させた際のプロデューサーです。
そしてベルジェは後に彼女の夫になりました。

セルジュ・ゲンズブールは前述の『夢見るシャンソン人形』の他にも『娘達にかまわないで』、『アニーとボンボン』と佳作を10代のフランス・ギャルに歌わせていました。

でも、その歌の内容は皮肉に満ちてて『夢見るシャンソン人形』は、“私は歌うお人形♪”という内容の歌です。
アイドル歌手に対する最高の皮肉ですね。

『アニーとボンボン』に関しては“アニーがボンボン(アメの棒)を舐めると、アニーの喉をアメが流れ込んで幸せな気分にさせる”と18歳のフランス・ギャル歌わせています。
この歌の真の意味は、男なら見当が付くと思います。
フランス・ギャル自身は、この歌の真の意味を当初は知りませんでしたが、途中で誰かが教えてくれて、その後は部屋からしばらく出て来なかったというエピソードが残っています。

セルジュ・ゲンズブール作品以外でも『ジャズる心』で、ポップでオシャレなスキャットを披露してくれていて、おすすめですよ。

※この記事は2022年3月27日に、投稿当時の原文を損なわない程度に修正致しました。


April March

April Marchの“Chick Habit”は時々無性に聴きたくなる一枚です。April Marchはアメリカ人なのに懐かしい60年代フランスのポップスばかりカバーしている方です。アメリカ人でありながら、流暢なフランス語で歌っています。そのボーカルはフランス・ギャルに影響されています。フランス・ギャルのボーカルは舌ったらずなロリータなイメージのするボーカルです。しかし、当のフランス・ギャルに比べてキーが高めなので本当に幼女が歌っているかのように聴こえてきます。また、April Marchは、元来ガレージパンク出身でこのCDではどことなくガレージなアレンジが施されています。“Chick Habit”は元来フランス語で“Laisse tomber les filles”という曲ですが、英語でカバーしています。因みにこの曲も元々はフランス・ギャルの曲で邦題は『娘たちにかまわないで』という題名で作曲作詞はセルジュ・ゲンズブールです。歌詞の内容は、『女の子がつまずいても、助けずに放っておいてやれ。後で後悔するから』という皮肉と甘酸っぱさを合わせ持つ曲です。私の好きな曲の一つです。35f77b2b.jpg
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『シャキーンとした猫』
2019年

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