★絵描きの日記

加茂谷正俊のブログです。 絵画を中心に美術やっています。 公募展出展、グループ展や個展などもします。 2010年、2014年、2018年、2022年、富山国際現代美術展に参加。

タッチ

ただ一つ言えること

ただ一つ言えることは、私が描く絵画のタッチが独特であることです。
これは、自信を持って言えます。
それは、良い意味でも、悪い意味でもです。
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下の写真はちょっとピンぼけですが、このタッチは、誰にも真似できないと思います。
何でこんなタッチになったのかと言いますと、手先が不器用だからです。
それは、謙遜ではありません。
髪の毛が縞模様みたいになってしまったのは、ある日、不器用で髪の毛が太くなってしまったものを、修正せずに太いままで描き進んでいたら、意外に良いことに気付いたからです。
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なぜ、あえて遠近法を無視して描くのかと申しますと、日本人の顔を描く場合、あまり遠近法を強調しない方が雰囲気が出ると思うからです。
遠近法を無視した上に、不器用なタッチが入ると、こんな絵画が誕生します。

ドローイング

写真は、彩園子油絵教室展で展示されている大宮政郎先生のドローイングです。
実に不思議なドローイングです。
どうやって、こんなに細く圧縮したようなデフォルメが描けるのか、皆目見当が付きません。

タッチも勢いがあって独特ですね。

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大宮政郎先生は1930年生まれで、幼少時、日独伊三国同盟の締結記念で開催された日本、ドイツ、イタリアの三国の児童絵画コンクールで2位であったという、もの凄いエピソードがあります。
戦後、リアルタイムでハイレッドセンターなどの前衛芸術活動の渦中に居た方です。
私、大宮先生を物凄く尊敬しております。
気まぐれギャラリー
『シャキーンとした猫』
2019年

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