This Is How Tomorrow Moves

フィリピン生まれでロンドン育ちのロック系SSW、ビーバドゥービー(Beabadoobee)の3枚目のアルバムです。
私は彼女のアルバムがリリースされる度に聴いていましたが、この"This Is How Tomorrow Moves" は、特別なアルバムだと感じました。

まずはジャケット写真は、ここまで正面切って、ベトナム系である事が分かる素顔をジャケットで使用して来なかったので、素顔の彼女の才能を発揮したコンセプトである事が分かります。

音自体は、初めて聴いた時から、すっと耳に入り、私の感性に訴えて来ました。
何度も聴くと更に、"This Is How Tomorrow Moves"の事が分かりました。
まずは、アーシーで、ざらついたようなサウンド全編で、聴く事が出来ます。
彼女のボーカルがなければ、ポール・ウェラーのようなアルバムのサウンドです。

サウンドが気になったので、プロデューサーは誰かと調べましたら、何と名プロデューサーのリック・ルービンではありませんか!
恐らく、リック・ルービンはビーバドゥービーの良さを最大限に引き出すために、今風のサウンドとは、似ても似つかない、アーシーなサウンドで仕上げたのでしょう。

ちなみに、"This Is How Tomorrow Moves"はUKで初登場1位を記録し、現在の彼女のアルバムで、最大のヒット作になっています。
私も、"This Is How Tomorrow Moves"は2024年にリリースされたアルバムで、かなり気に入った1枚となっています。




This Is How Tomorrow Moves
ビーバドゥービー
Universal D
2024-08-16