★絵描きの日記

加茂谷正俊のブログです。 絵画を中心に美術やっています。 公募展出展、グループ展や個展などもします。 2010年、2014年、2018年、2022年、富山国際現代美術展に参加。

トーク

ギャラリートーク概要

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3月13日、13:00にアートフェスタいわて2009の会場で、現代美術部門のギャラリートークが開催されました。
私は、美術館という環境にそぐわないライダースジャケットと黒いロングブーツといういでたちです。
現代美術部門のギャラリートークは、美術家の小笠原卓雄さんの司会で進行していきます。
下記が私がギャラリートークで話した内容です。
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小笠原卓雄さん:こちらも新しい時代の作品だと思います。では、どうぞ。

私:『まず、題名のブライスちゃん、おやすみの、ブライスちゃんとは、ブライス人形のことで、これは1970年代に作られた人形なのですが、キモカワイイ人形だったので、当時の人に気持ち悪がられて、すぐに作られなくなってしまいました。
それが再び脚光を浴びるのは、2000年代に入ってからです。
私もブライス人形のことを知ったのは、2001年のラフォーレ原宿のポスターを見てからです。
その頃からブライス人形を描きたいと思っていましたが、キモカワイイ人形なので、描いたら気持ち悪い感じになってしまいそうなので、描かないでいましたが、約8年近く経ってから、カワいく描けそうな手応えになったので、描きました。
私は美術とファッションと音楽の融合を考えていますが、ブライス人形は、ファッション性が高い人形なので、ファッションと美術の融合になると思います。
そして、なぜこの作品が二枚なのかと言いますと、ブライスちゃんが寝ると色々な夢を見るからです。
だから、二枚一組でなければいけないのです』

小笠原卓雄さん:一時、'60年代にこういった作品が出てきましたが、新しい時代になりまして、新しい技術を用いて、また出てきました。それが時代性だと思いますが。時代性について、どのようにお考えですか?

私:『さきほど、ファッションと音楽と美術の融合と言いましたが、フッションは春夏、秋冬と新しいものが出てきます。
音楽も新しいものが出てきます。
それらにインスパイアされた作品を制作するので、いくらでも作品のネタは出てきます』

小笠原卓雄さん:これからは、どのようにされるのですか?

私:『まず、この作品をそのまま5月の富山国際現代美術展で展示する予定です。
また、制作もガンガンしています』

小笠原卓雄さん:非常に明るい色彩と単純化された形態の作品だと思います。ありがとうございました。

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こぼれ話:ギャラリートークが終わった後に、芸術祭賞を受賞した葭原香織さんから、『しゃべり慣れていますねぇ』と仰って下さいました。
私としては、この減らず口を何とかして欲しい限りです。

※私の記憶だけで書いていますので、詳細な部分が間違っている可能性もあるので悪しからず。

ライダース

今日着ているこのライダースジャケットは、13日のギャラリートークの衣装として購入したものです。
恐らく、ギャラリートークの衣装でライダースを着て行く人は誰も居ないでしょう。
私は、その誰もやらないことをやろうと思っています。
会場でも、きっと目立つことでしょう。
もちろん、喋る内容も決めていますよ。

ちなみに、このライダースはパンクショップの666で購入したものです。
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パンクロック大好きです。
私の頭の中は、常に極彩色の絵具と、ディストーションで歪んだギターの音色で満たされています。


Generation Xは、スカッとして晴れやかで良いですね。
ボーカルのビリー・アイドルは、ソロとしても大成功するのですが、この頃から、スター性が際立っています。
また彼は、パンクロッカーになる前は、大変に学業成績が優秀で、名門サセックス大学に通学していたという意外な過去もあります。
やたら、カメラに映りたがるベーシストは、トニー・ジェィムスで、彼は後にジグ・ジグ・スパトニックというユニークなグラムロックバンドを結成します。
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『シャキーンとした猫』
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