ニューヨーク
7月27
2月16
篠原有司男さんの『前衛の道』を読みました。赤瀬川源平さんの著書は、客観的視点で前衛芸術の熱気を語っているのに対し、『前衛の道』は、当事者の視点で書かれています。篠原有司男さんは、恐らく日本人で初めてモヒカン刈りにした男だと思います。それも60年代にやったものだから、たいしたものです。また篠原有司男さんは、ボクシング・ペインティングのパフォーマンスが有名です。これは、ボクシングのグローブに絵の具を浸けて、紙にパンチする事で絵を描いていくパフォーマンスです。また、段ボールで作ったバイクの作品のシリーズも有名です。世の中に様々な芸術家が居ますが、篠原有司男さんは、過激なイメージがあります。この『前衛の道』にも過激な描写が随所に見られます。私が読んで、最も過激に感じた記述は、女性のヌードのモデルを『普通の仕事』と騙して呼んで、絵の具を頭からぶっかけ、逃げまどうモデルを追っかけて、両側から紙で挟んで、魚拓ならぬ人拓をするパフォーマンスです。→続く
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