フランス・ギャル
11月4
10月28
押しも押されぬアイドル歌手となったフランス・ギャルに変化が訪れたのは60年代末からです。フランスでの、アイドル歌手のブームそのものが過ぎ去ってしまいます。You Tubeの映像も1969年頃からアイドル時代の映像が途絶えていきます。レコード会社から契約を切られたからです。70年代初めのは不遇の時代が続きました。不遇の間、恋愛も経験してすっかり大人になったフランス・ギャルに、またチャンスが訪れたのは1975年です。この年に音楽プロデューサーのミッシェル・ベルジェのプロデュースの元で再デビューしたのです。この再デビューでは、安定したボーカルをみせ、プロフェッショナルなシンガーと変貌しています。もう舌ったらずなボーカルは殆んど聴かれません。1976年にミッシェル・ベルジェと結婚し、夫の才能と彼女の歌唱力で不動の人気を得ました。夫、ミッシェル・ベルジェは70年代末にロック・ミュージカル『スターマニア』をプロデュースしますが、その初代ヒロイン役をフランス・ギャルが務めています。その後も『スターマニア』は現在まで再演され、夫の代表作となっています。その後、80年代を通してシンガーとして安定した人気を得ていました。→続く
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10月27
フランス・ギャル(France Gall)はフランスのポップスシンガーです。もちろん、フランス・ギャルとは芸名で本名はイザベラさんと言います。60年代はアイドル歌手としてスタートし、70年代以降は、ちょっと気取ったシンガーとして90年代まで活動していました。『夢見るシャンソン人形』の出だしのワンコーラスのフレーズは、フランス・ギャルを知らなくても聴いた事はあると思います。アイドル歌手の時代のフランス・ギャルは、もう強烈にかわいいんですよね。You Tubeでも当時の映像が見れますが、ほとんど動くフランス人形ですね。特に、衣装の色もまぶしいカラーの映像がおすすめです。歌声も舌ったらずで、ボーカルに安定感がありませんが、それがかわいさを倍増させています。まあ、アイドル歌手としての全盛期が16歳〜19歳だから多少舌ったらずでもおかしくはないのですが。このフランス・ギャルの楽曲を作ったのは2人の男、セルジュ・ゲンズブールとミッシェル・ベルジェです。セルジュ・ゲンズブールはアイドル時代の曲を作り、ミッシェル・ベルジェは彼女が28歳の時にシンガーとして復活させた際のプロデューサーです。そしてベルジェは後に彼女の夫になりました。→続く
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9月21
April Marchの“Chick Habit”は時々無性に聴きたくなる一枚です。April Marchはアメリカ人なのに懐かしい60年代フランスのポップスばかりカバーしている方です。アメリカ人でありながら、流暢なフランス語で歌っています。そのボーカルはフランス・ギャルに影響されています。フランス・ギャルのボーカルは舌ったらずなロリータなイメージのするボーカルです。しかし、当のフランス・ギャルに比べてキーが高めなので本当に幼女が歌っているかのように聴こえてきます。また、April Marchは、元来ガレージパンク出身でこのCDではどことなくガレージなアレンジが施されています。“Chick Habit”は元来フランス語で“Laisse tomber les filles”という曲ですが、英語でカバーしています。因みにこの曲も元々はフランス・ギャルの曲で邦題は『娘たちにかまわないで』という題名で作曲作詞はセルジュ・ゲンズブールです。歌詞の内容は、『女の子がつまずいても、助けずに放っておいてやれ。後で後悔するから』という皮肉と甘酸っぱさを合わせ持つ曲です。私の好きな曲の一つです。



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