★絵描きの日記

加茂谷正俊のブログです。 絵画を中心に美術やっています。 公募展出展、グループ展や個展などもします。 2010年、2014年、2018年、2022年、富山国際現代美術展に参加。

ブライアン・ジョーンズ

サタニック・マジェスティーズ

サタニック1

ザ・ローリング・ストーンズのサタニックマジェスティーズは、隠れた名盤です。
発表時は評論家達からは、ビートルズのサージェントペパーズの二番煎じと酷評され、時代に埋もれたアルバムです。

サタニック3

でも、このアルバムは現在はブライアン・ジョーンズの才能の凝縮されたアルバムとして最近、再評価されています。

サタニック4

ローリング・ストーンズのメンバーで、ブライアン・ジョーンズの位置付けは微妙です。
ローリング・ストーンズのライブは、これまで2回行きましたが、そのたびにライブ終了後後に『ロン・ウッド最高!』という声を聞くとがっくりします。
『ローリング・ストーンズの唯一無二のギタリストはブライアン・ジョーンズ』であると私は考えるからです。
(この世に居ない方なので仕方ないですが…)

サタニック5

ブライアン・ジョーンズは作曲や作詞はしなかったのですが、ギターだけでなく、洋の東西を問わず、あらゆる楽器をすぐにマスターする才能に恵まれていました。

このアルバムは、ブライアン・ジョーンズのあらゆる種類の楽器演奏の才能が開化したブライアンのアルバムなのです。
このアルバムでは、ブライアンはギターだけでなく、ピアノやチェロ、シタールなどの、ロックバンドでは考えつかないような楽器をレコーディングして、サウンドに彩りを添えています。

また、ジャケットのアートワークが素晴らしく、私が絵描きの活動をする上で、かなり影響を受けました。

サタニック6


久しぶりに聴くと、レコードの溝も磨りきれかけ、傷などもありましたが、それさえも美しく感じました。

因みに、ロン・ウッドのギターが炸裂するストーンズのライブは、『何だか、ストーンズのなのにフェイセズの音するなぁ』と思いました。(仕方ない事ですが)
やはり、ストーンズの唯一無二のギタリストはブライアン・ジョーンズだと思います。

※この記事は2016年7月27日に投稿当時の原文を損なわない程度に編集致しました。

悪魔を憐れむ歌

悪魔を憐れむ歌は、ローリング・ストーンズの『ベガーズ・バンケット』の第1曲目に収録されている曲です。私はストーンズファンが、『ロン・ウッド最高!』と言うのはあまり好ましくないと思っていて、やはり彼らはブライアン・ジョーンズ在籍時があらゆる面で良いと思います。その頃の曲は、ミックとキースの曲にもブライアンの影を感じるからです。ベガーズ・バンケットはブライアン・ジョーンズ在籍時の末期に録音されています。実はこの悪魔を憐れむ歌は、ジャン・リュック・ゴダール監督の映画、『ワン・プラス・ワン』でリハーサルから、録音している光景まで一部始終見ることができます。そこでのブライアン・ジョーンズは体調が良くないようで、精彩に欠けます。曲そのもの独自のグルーヴがあり、ミック・ジャガーのボーカルも徐々にヒートアップしていきます。この曲は、ローリング・ストーンズで一番良いアルバムで、一番良い曲である事は間違いないです。私は、この曲のグルーヴを生かすため、ベガーズバンケットは、あえてアナログで聴きます。adba0cf5.jpg
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『シャキーンとした猫』
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