ブラー
8月31
6月21
6月19
In The Cityは、時々無性にに聴きたくなるザ・ジャムのデビュー曲。
実は同名異曲のザ・フーの曲がありますが、ザ・ジャムの方が有名です。
ザ・フーが1966年の曲で、ザ・ジャムの方が1977年の曲です。
でも、ザ・フーIn The Cityと、ザ・ジャムIn The Cityは歌の出だしがかなり似ています。
作曲したポール・ウェラーをはじめ、ザ・ジャムのメンバーは、初期のザ・フーの音楽とビジュアルイメージそっくりにしていた位ですから、当然この曲は知っていると思います。
私が興味深いのは、ポール・ウェラーが曲を作る際のプロセスが垣間見える所です。
恐らく、ザ・フーのIn The Cityをカバーして、色々いじり回してザ・ジャムの同曲が完成したと思われます。
歌の出だしが以外は全く違う曲であるし、何よりもあの強烈なイントロを思い付いただけでも素晴らしいです。
あのイントロをフルボリュームで聴くと、とんでもない事になります。
興味がある方はCDを買って、ヘッドホンか、カーステレオでフルボリュームで聴いてみて下さい。
私は耳から血が出るかと思いました。
この曲をタイトルに冠したザ・ジャムのファーストアルバムも素晴らしく、UKロックに興味がある方は必聴であると思います。
アルバム全編を通して、激情的に激しいギターサウンドの高速な曲が散りばめられています。
これは殆んどパンクロックの影響下にあるアルバムです。
このバンドはよくジャンル分けで議論されますが、『パンク』と紹介される時もあれば、『モッズ』と紹介される時もあります。
しかし、モッズは基本的にファッション用語であるし、パンクであるとすれば、曲調がモータウン系に寄り過ぎています。
まあ、強いてジャンル分けするならUKロックという事でしょうか?
ザ・ジャムがブレイクした15年後にブリット・ポップと呼ばれるムーブメントが起こり、ブラーやオアシスが人気を博しますが、ザ・フーなどの60年代イギリスのバンドの影響を下地に、モダンなロックの曲を作るという方法論はザ・ジャムを踏襲したものだと思われます。
※この記事は2020年12月6日に、投稿当時の原文を損なわない程度に編集致しました。
5月15
またまた音楽ネタで申し訳ないです。
ザ・フーのSabstitute(代理人)邦題、恋のピンチヒッターは、このバンドの代表的な一曲です
後にセックスピストルズやブラーもカバーしたパンクの香りが漂う1曲です。
印象的なのはイントロのリフですが、カバーの場合、これをどうアレンジするかで、そのバンドの個性が決まるようです。オリジナルは、エディ・コクラン風にアコースティックギターとエレクトリックギターをオーバーダビングして、かなりポップに仕上がっています。
しかし、これがライヴになると、ギタリストのピート・タウンゼントは、ディストーションを効かせて、かなり短気で乱暴な演奏をします。この時、ドラムのキース・ムーンは必要以上にシンバルをシャンシャン鳴らして、よりやかましくなります。
セックス・ピストルズやブラーがカバーしたのはライヴの演奏が元のようです。
実は、この曲はザ・フーにというバンドに曰く付きのシングルで、レコーディングプロデューサーと、印税について揉めて裁判沙汰になり、仕方なくギタリストのピート・タウンゼントがプロデュースした曲であったのです。
巨大な音楽産業の中で、人の手を借りずに、自分の手で作るという精神はパンクに通じる所があります。
このシングルはレコード会社によって、B面にザ・フー以外の曲を収録されたり、また裁判沙汰に巻き込まれたりしました。
そんなゴタゴタが続くなか、全英4位までヒットチャートを昇ったのは曲そのものが良かったからであると思います。
それにしても、邦題の『恋のピンチヒッター』はいただけない。
歌詞そのものは人間の嘘や欺瞞を歌っているからです。
そういえば、この話題は矢郷良明さんのブログ でも取り上げていたなぁ。
※この記事は2020年9月21日に、投稿当時の原文を損なわない程度に編集致しました。
ザ・フーのSabstitute(代理人)邦題、恋のピンチヒッターは、このバンドの代表的な一曲です
後にセックスピストルズやブラーもカバーしたパンクの香りが漂う1曲です。
印象的なのはイントロのリフですが、カバーの場合、これをどうアレンジするかで、そのバンドの個性が決まるようです。オリジナルは、エディ・コクラン風にアコースティックギターとエレクトリックギターをオーバーダビングして、かなりポップに仕上がっています。
しかし、これがライヴになると、ギタリストのピート・タウンゼントは、ディストーションを効かせて、かなり短気で乱暴な演奏をします。この時、ドラムのキース・ムーンは必要以上にシンバルをシャンシャン鳴らして、よりやかましくなります。
セックス・ピストルズやブラーがカバーしたのはライヴの演奏が元のようです。
実は、この曲はザ・フーにというバンドに曰く付きのシングルで、レコーディングプロデューサーと、印税について揉めて裁判沙汰になり、仕方なくギタリストのピート・タウンゼントがプロデュースした曲であったのです。
巨大な音楽産業の中で、人の手を借りずに、自分の手で作るという精神はパンクに通じる所があります。
このシングルはレコード会社によって、B面にザ・フー以外の曲を収録されたり、また裁判沙汰に巻き込まれたりしました。
そんなゴタゴタが続くなか、全英4位までヒットチャートを昇ったのは曲そのものが良かったからであると思います。
それにしても、邦題の『恋のピンチヒッター』はいただけない。
歌詞そのものは人間の嘘や欺瞞を歌っているからです。
そういえば、この話題は矢郷良明さんのブログ でも取り上げていたなぁ。
※この記事は2020年9月21日に、投稿当時の原文を損なわない程度に編集致しました。
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