★絵描きの日記

加茂谷正俊のブログです。 絵画を中心に美術やっています。 公募展出展、グループ展や個展などもします。 2010年、2014年、2018年、2022年、富山国際現代美術展に参加。

ポール・マッカートニー

ポール・マッカートニーの"ダンジョン・レインの少年たち"の感想

The Boys of Dungeon Lane

5月29日にポール・マッカートニーの新しいアルバム、"The Boys of Dungeon Lane" がリリースされました。
当然、私も聴きました。

今回もポールが全て楽器を1人多重録音していましたが、プロデューサーのアンドリュー・ワットもエレクトリックギターやアコースティックギターなどの演奏に参加しています。
また、元ビートルズのリンゴ・スターもドラムとボーカルに参加しています。

全曲を聴きますと、『意外にロックしている』印象でした。
リリース前は内省的なアルバムになると聞いていましたので、穏やかな曲が多いと思っていました。
しかし、『意外にロックしている』という事実は、ポールはやはりロックな人なのだと感じてしまいます。

ポールは本職はベーシストですが、ギターやドラムも演奏出来るマルチプレイヤーです。
"The Boys of Dungeon Lane" では、ポールが叩いたドラムの音が良い印象でした。
それは、アンドリュー・ワットの功績が大きいと思われます。
また、本職のベースは聞き応えがあります。

"Home to Us" では、リンゴ・スターがドラムを叩き、ポールとリンゴがハモっている曲です。
また、この曲ではクリッシー・ハインドがコーラスを務めているという豪華な曲です。

全体的に、ボーカルは、ポールが83歳になったからこその味に満ちています。







ポール・マッカートニー、"マン・オン・ザ・ラン"を観ました

Man on The Run

Amazonプライムで、ポール・マッカートニーのドキュメンタリー、"Man on The Run" を観ました。
この映画の内容を簡単に説明すると、元ビートルズの4人の中で、ポールだけがソロではなくウイングスでバンド活動を行い、'70年代を駆け抜ける物語になっています。

ウイングスとしてのスタートは、およそロック・スターの物とは思えない、スコットランドの農場の納屋からリハーサルを始め、バス1台で英国ツアーを始める所から始まります。
そのうち、名盤である"バンド・オン・ザ・ラン"のレコーディングでスターダムに乗り、欧州ツアー、全米ツアーで大成功を収めます。

アルバムの成功とツアーの成功で、最初のボロボロのスコットランドの農場から、プライベートジェット機やリムジンに乗り込む姿に変わり、その落差が凄い映像となっています。
そして、失敗したウイングスの日本ツアーの悲劇も描かれています。

当時の貴重な映像に、元メンバーのインタビューや、今や世界的ファッションデザイナーとなった娘、ステラ・マッカートニーのインタビューも入っています。

ウイングスの全てのアルバムを持っている私としましては、非常に興味深い映像やエピソードが満載の映画でした。



マン・オン・ザ・ラン:オリジナル・サウンドトラック (SHM-CD)
ポール・マッカートニー
Universal Music
2026-02-27

レッド・ローズ・スピードウェイは美しいメロディーに満ち溢れていると思います

Red Rose Speedway

Wingsの"Red Rose Speedway"を久しぶりに聴きました。
まずは、この時期のポール・マッカートニーのボーカルが、神がかっています。
Wingsは同じ1973年に、"Band On The Run"をリリースしているだけあって、この年Wingsが破竹の勢いの勢いであったことが伺えます。

"Red Rose Speedway"は、"Band On The Run"ほど評価されていませんが、ポールの美しいメロディーに満ち溢れていると思います。
見落とされがちなことは、リンダさんと相棒であるデニー・レインのコーラスのハモリも、Wingsのサウンドを担っています。

代表的な収録曲である"My Love"のレコーディングは、Wingsとオーケストラのライブ一発録りだったことも、ライブにこだわるポールらしいエピソードです。

個人的には、この"Red Rose Speedway"のジャケットも私の好みです。
ジャケット写真のポールのヘアスタイルが格好良いです。





ブリンズレー・シュウォーツ にハマっています

The New Favourites of... Brinsley Schwarz

最近は、英国のパブ・ロックのバンド、ブリンズレー・シュウォーツ (Brinsley Schwarz)にハマっています。
1970年から1975年にかけて活動したバンドで、後年のUKロックの命運を変えたバンドでもあります。

バンドの中心人物は、ベーシストで、殆どの曲をソングライティングしたニック・ロウ。
そしてギタリストで、その名もブリンズレー・シュウォーツさん。
バンドのキャリア途中で、オーディションで加入したリズム・ギターのイアン・ゴムです。

イアン・ゴムもニック・ロウの次に、ブリンズレー・シュウォーツのソングライティングを支えた人物です。
バンドは、ギター2本にベース、ドラム、キーボードという編成です。

バンドは、計6枚のアルバムをリリースしています。
当初、カントリー・ロックを演奏するバンドで、ギターもブリンズレー・シュウォーツさんだけの演奏でした。

しかし、途中でリズム・ギターのイアン・ゴムがオーディションで加入し、徐々に洗練された都会的なパブ・ロックに変貌して行きます。
田舎臭い、カントリー・サウンドから都会的なサウンドは、真逆への変貌です。

そして、3枚目のアルバム、"Silver Pistol"以降は、ニック・ロウとイアン・ゴムは競い合うようにソングライティングしたり、共作したりするようになりました。
それ以降のの4枚のアルバムは、どれも素晴らしいです。

そして、何と1973年のポール・マッカートニー&ウイングスのツアーのオープニング・アクトに抜擢されます。
彼らを選んだポールのセンスも素晴らしいですが、選ばれたブリンズレー・シュウォーツも凄いです。

ポール・マッカートニーは1974年のインタビューで、『ロックは知的になり過ぎてしまった。パブ・ロックのような良いムーブメントが、健全な動きを見せている』と述べています。
そのパブ・ロックとは、間違いなく対バンとして共演した、ブリンズレー・シュウォーツを差すでしょう。

そのポールの予言的なコメント通り、'70年代後半に、パンク・ロックの旋風が吹き荒れ、ニック・ロウは、ダムドをプロデュースし、世界で初めてパンク・ロックのシングルとアルバムをリリースしました。
その他、ニック・ロウは、エルビス・コステロのアルバムを、計5枚プロデュースしました。

イアン・ゴムも、自身が建設したスタジオで、ストラングラーズがレコーディングしています。

脱線しましたが、話をブリンズレー・シュウォーツに戻します。
6枚のアルバムのうち、私が個人的に1番好きなアルバムは、ラストとなった"The New Favourites of... Brinsley Schwarz" です。

ファースト・アルバムから、コツコツと積み重ねたサウンドが、ラスト・アルバムで完成したと感じるからです。
そのサウンドは、初期にカントリー・ロックを演奏していたとは信じ難いほど、洗練されています。
そして、エルビス・コステロは、ブリンズレー・シュウォーツから、多大なる影響を受けたのだと感じてしまいます。

後年、ポール・マッカートニーは、ニック・ロウに縁があるエルビス・コステロと、ソングライティングを共作したりしています。
ポール・マッカートニーは、ウイングス時代にブリンズレー・シュウォーツと共にツアーを巡り、ソロでニック・ロウが長くプロデュースしたエルビス・コステロと共作したりと、この人脈を凄く気に入っている様子です。

'70年代前半のUKロックを、深く聴きますと、パンク・ロックは突然変異で出現したのではなく、ブリンズレー・シュウォーツのようなパブ・ロックが土台を築き、満を持して登場したのだと、感じられます。

New Favourites of
Brinsley Schwarz
Repertoire
2002-11-18

ウイングスとポール・マッカートニー

Wings Greatest

私のロックの趣味はコロコロ変わります。
最新のロックにアンテナが向かったと思うと、古典的なロックに戻ったりします。
特に私は、ロックでも巧みなソングライターの曲を好む傾向です。
私が好きなソングライターは、デーモン・アルバーン、ポール・ウェラーやエルビス・コステロ、ピート・タウンゼントやポール・マッカートニーです。
ちょっと前までは、最新のロックを聴きこんでいましたが、ここ2〜3日はそういった馴染みのソングライターの曲に聴き入ります。

久し振りにポール・マッカートニーが'70年代に率いたバンド、ウイングス(Wings)の曲を聴きました。素晴らしい曲の数々に感嘆させられました。
商業的だとか、ジョン・レノンより軽いとか、ポール・マッカートニーのソングライティングに対し批判もありますが、私は大天才だと思います。

ウイングスの曲でも、"Live And Let Die"、"Junior's Farm"、"Hi Hi Hi"、"Jet"などロックな曲が大好きです。
これらの、'70年代初め頃のウイングスのロックな曲は、当時流行していたグラム・ロックの香りがする点も嬉しい所です。

しかし、ポールはこの時代、バンドの運営は苦手だったようで、バンドのリード・ギタリストとドラマーがコロコロ変わってしまいます。
活動していた8年間、変わらずにバンドに在籍したのは、ポールと元ムーディー・ブルースのデニー・レイン(リズムギター・ボーカル)と、ポールの奥さんのリンダさん(キーボード)の3人だけです。

因みに、現在のポールのバックバンドは、もう13年間も同じメンバーなので、ウイングス時代のポールは、まだまだ若かったのだと納得してしまいます。

また、デニー・レインのソロ・アルバムを聴きますと、ウイングスで聴き覚えがあるギターの音色が鳴っていますので、そのサウンド作りに結構貢献していると感じられます。
そして、素人っぽくて危なっかっしいポールの奥さん、リンダさんのキーボードは、一種のハズしであるであるように感じます。
あまりプロフェッショナルなミュージシャンでガチガチに固めると、堅苦しくなることを、ポールは分かっていたのでしょう。

しかし、ウイングス時代のポールはボーカルに張りがあり絶好調です。
リッケンバッカーのベースもブンブン鳴り、ソングライティングだけでなく、パフォーマーとしても絶好調であったことが伺えます。
'80年代以降や近年のポールしか知らない方が聴いたら、あまりに元気で驚くかも知れません。

Wings Greatest
Wings
Emd/Capitol
1988-08-23


ロック系の音楽雑誌が…

ロッキング・オン














今、ロック系の音楽雑誌がまずいことになっています。
何かと言いますと、私は毎月ロッキング・オンとクロスビートというロック系の音楽雑誌2誌を長年読んでいるのですが、その両誌の表紙が、近頃まずい事になっているのです。

ロッキング・オンの2013年の表紙は、4月号がデヴィッド・ボウイ、5月号がピンク・フロイド、6月号がキース・リチャーズです。
対するクロスビートは、4月号がジミ・ヘンドリックス、5月号がビートルズ、6月号がクラフトワーク、7月号がポール・マッカートニーです。
一体いつの時代の雑誌なのでしょうか?
そして、両誌共に、読者を何歳の人をターゲットにしているのでしょうか?
若くて、波に乗っているバンドやミュージシャンは、それなり居ると思うのですが…。
少なくとも、雑誌の表紙にするような人は、2000年以降にデビューしたバンドやミュージシャンにした方が良いと思うのですが…。
2000年以降に出て来た人だって、もう2013年なのですから、もう30歳は過ぎて来ていると思うのです。

かと思えば、中を読むと、最近出て来た新しいバンドについて紹介したりしているのです。
では、なぜその人達を表紙にしないのでしょうか?
ロックは反体制の音楽で、若者の音楽であることは、両誌の記者達も分かっているとは思うのですが…。
まぁ、私は音楽雑誌は広告媒体と考えていて、参考にしている程度なので、別に誰が表紙にしても良いのですけどね。
やはり、自分の耳が一番重要です。
上の写真はロッキング・オンの2013年6月号です。

rockin'on (ロッキング・オン) 2013年 06月号 [雑誌]
rockin'on (ロッキング・オン) 2013年 06月号 [雑誌] [雑誌]




私的に選ぶロックアルバム3選 その1

つい先日、もしロックマニアの私が、個人的に大傑作だとロックのアルバムを3枚選ぶとしたら、何を選ぶだろうかと考えてみました。
かなり迷いましたが、断腸の思いで選んでみました。
大体、こういったものを選ぶ時は、10枚とか切りの良い数で選びますが、私は、あえて3枚限定で選んでみました。

私の感覚が音楽誌専門家の見解と、どう乖離しているか、参考にするために、あえてローリング・ストーン誌が選ぶオールタイムベストアルバム500の順位と併記して紹介していきます。

まず、一番素晴らしいと思うアルバムは、ビートルズ(The Beatles)の“Abbey Road”(アビーロード)でしょう。
ローリング・ストーン誌では、14位です。
アビーロード













このビートルズは、皆さん知っているバンドですし、このジャケットも誰もが知っている有名なジャケットです。
この、アビーロード・スタジオの前の横断歩道は、今やロンドンの観光スポットになっているとか…。

アビーロードは、分かりやすく言うと、ビートルズが、解散が決定的になった時に最後の録音として有終の美として、彼らが真剣にレコーディング取り組んだアルバムなのです。
ジョン・レノンは、"Come Together"という素晴らしい曲も提供していますが、もう既にオノ・ヨーコとのソロワークも既に始まっている状況で、脱退する気持ちが、どこか感じられるます。
その分、ポール・マッカートニーの活躍が目立つアルバムにもなっています。
特に後半のメドレーはポールの独壇場と言った感じです。
特筆すべきは、ジョージ・ハリスンのソングライティングにおける成長で、
“Something”と“Here Comes the Sun”という名曲を残しています。

アビーロードは、ビートルズがバンドとして最高潮に熟れ切った瞬間が実感できるアルバムです。
何より『音のオーラ』ただ者でないことが分かります。

アビイ・ロード
アビイ・ロード

イギリスはロックな国ですねぇ

SN3O1638








28日の朝は、ロンドンオリンピックの開会式の中継を観て盛り上がりました。
私は、英国車を2台所有していたり、UKロックのマニアだったりして、イギリスは何かと思い入れがある国です。
ロンドンオリンピックの開会式では、事前に開会式の最後にポール・マッカートニーが出演すると聞いてましたが、選手団の入場が終わると、不意打ちのように
アークティック・モンキーズが演奏を始めてビックリです。
感動しました。
アークティック・モンキーズのアレックスが、リーゼントのようなヘアスタイルに
変わっていた事にも、ビックリです。
最近まで、ロングヘアーだったような気がしたのに、いつの間に…。
それにしても、アークティック・モンキーズは、存在感があって良かったです。

そして、開会式の最後の花火の打ち上げの後、ポール・マッカートニーの登場ですが、自己紹介代わりに、“ジ・エンド”の最後を節を演奏して登場!
これは、何とニクい登場の仕方なのでしょう。
そして、“ヘイ・ジュード”の演奏が始まりましたが、最初はPAの調子が良くなくて、音が途切れましたが、ポールは動じることなく会場を盛り上げました。

オリンピックの開会式にアークティック・モンキーズとポール・マッカートニーとは、本当にUKはロックな国ですねぇ。

SN3O1639

サー・ポール・マッカートニー

27日も穏やかな朝を迎えました。
26日の晩は、ロンドンオリンピックの開会式にポール・マッカートニーが出演するという情報を得て、ポールのライブ盤を聴いていました。
サー・ポール・マッカートニーは今年、70歳になったというのに、その才能は全く衰えを感じません。
今年リリースされた、ジャズやスタンダードナンバーをカバーした“Kisses on the Bottom”は全英3位、全米5位だったというし、いつもどこかでライブをしていたりするので驚愕です。
第一、70歳になったのに、ハードなロックのライブを、2時間ぶっ続けでやれるだけでも凄いです。
下の写真は、昨夜聴いたポールのライブ盤、“Good Evening New York City”です。

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たまたまジェット!

今日は、父が誕生日だったので、一家でフレンチを食べました。
久しぶりに食べたフォアグラの旨さに感嘆しました。
帰りに街中を歩いていたら、どこかの店で、ポール・マッカートニー&ウイングスの“ジェット”が流れていました。
今時、こんな時に、なぜ“ジェット”?
そのシチュエーションは、よく分からなかったですが、『たまたまジェット!』ということで…。
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