Magic Bus

私は、The Whoのマニアですが、長年聴いていますと、その日によって気分が乗らない曲があります。
そんな私が長期的に聴いた中で、どんな時でも好きになれる曲が"Magic Bus" です。

一聴しますと、単調なリズムの曲ですが、ハマると病み付きになる曲です。
なぜならば、The Whoのリズムのグルーヴが凝縮された曲だからです。
あまりに単調なリズムなので、最初は私も好きになれなかったのですが、何度も聴くうちに病み付きになって行きました。

そのサウンドの要は、クラベスという2本のウッド・ブロックを叩いて奏でられたリズムと、ゴリゴリのベースのサウンドです。
ギターの音色は、初期のThe Whoにしては、珍しくアコースティック・ギターが響き、あくまでクラベスとベースのリズムに主眼が置かれています。

ロジャー・ダルトリーのボーカルは、独特の節回しで歌っていて、タイトル通り”魔法なグルーヴ”を持つ曲となっています。


サウンド全体がアコースティックなので、ちょっとエレクトリックなサウンドが聴きたくない気分の日も、そのグルーヴに夢中になってしまいます。

そしてライブでは、その独自のグルーヴで、数々の"魔法"を引き起こしていました。



ライブでは、長尺演奏となり、ロジャー・ダルトリーのブルース・ハープが魅力でした。
スタジオ盤でも、ライブでも、The Whoのファンなら、大好きな1曲となるでしょう!

Magic Bus
Who
Mca Import
1990-10-25