McCartney III

12月18日にリリースされた、ポール・マッカートニーの"McCartney III"を聴き込みました。

ポールの"McCartney"のシリーズは、ポールが全ての楽器を演奏とプロデュースまで行うという、コンセプトのアルバムです。
そして、"McCartney"のシリーズはポールが、大きな転機にリリースをすることも特徴です。
1970年は"McCartney"はビートルズの解散で、1980年"McCartney II"はウイングスの活動中止に伴いリリースしています。

今回の"McCartney III"は、今まで大規模なツアーで世界中でライブ活動を行なっていたポールが、ロックダウンのため、ツアーが不可能になったことを契機にリリースされています。

1980年の"McCartney II"から、実に40年振りのリリースとなりました。
その40年で時代やテクノロジーも変わりましたし、ポールも年齢を重ねました。
初回に聴いた感じは、ポールが'90年代にリリースした"Flaming Pie"と似た印象を持ちましたが、聴き込む毎に、似て非なるアルバムだと感じました。

曲調は、基本的にポールの近年のアルバムに近い傾向です。
しかし、ポールが1人黙々とスタジオでレコーディングするシリーズなので、聴きどころは何と言っても、個性的なドラムのサウンドです。
全体的に、いぶし銀のようなロック・サウンドであることもMcCartney IIIの魅力であるように感じました。

特に、アルバム冒頭の"Long Tailed Winter Bird"は、ほぼインスト曲に近いのですが、ポールのマルチプレイヤー振りが発揮されていて、格好が良いと思っています。