★絵描きの日記

加茂谷正俊のブログです。 絵画を中心に美術やっています。 公募展出展、グループ展や個展などもします。 2010年、2014年、2018年、2022年、富山国際現代美術展に参加。

モッズファッション

フーはカッコいい

若き日のフー(The Who)はカッコいいと思う。
何よりもそのモッズファッションが素晴らしいです。
当時のフーは週に1回の頻度でスーツを仕立てていたそうです。
そんなに頻繁にスーツを作ったうえ、楽器破壊パフォーマンスを1日2回もしていたので、お金は全くなかったそうです。
当時のバンドのクルーは、ピート・タウンゼントが壊した2台のリッケンバーカーのギターの使える部品を組み合わせて、また新たなギターを1台組み立てていたと、アメージング・ジャーニーで語ってました。

写真は、ピート独特のギターの風車奏法です。
今は腕を振り上げているところです。
衣装も良い感じです。
白黒なので、まるで漫画の一場面のようにも見えます。

DSCN1315

腕を風車のようにブンブン回して弾きます。
正式にはウィンドミル奏法と言います。
写真は、ピートが、腕を振り下ろしたところです。

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ガールズジャケット

このCDのジャケットのデザイン、60年代っぽくて、かわいいでしょう?

このモッズファッションで決めたお姉さんがジャケットを飾るCDは、ザ・フーのファースト・アルバム、“My Generation”の日本盤の紙ジャケによる再発です。
このアルバムはUK盤、US盤と日本盤は全くジャケットや曲順が全く違います。

中でもこの日本盤は、『ガールズジャケット』と呼ばれ、ジャケットのデザインや稀少性も相まって、中古レコード屋さんで10万円以上のプレミアがついています。
本物の発売は1967年2月です。
私も色々な中古レコード屋さんをまわりましたが、このレコードだけは実物を見たことなかったです。

本当は別のCDを探しにタワーレコードへ行ったのですが、棚にディスプレイされているこのCDを見て、迷わず購入しました。
再発CDは10万円以上しませんからね。

それにしましても、日本盤のデザインって、大抵がっかりさせられる物が多いですが、このアルバムについて別物です。
恐らく、ザ・フーが当時最先端のモッズファッションに身を包んでいて話題になっていたので、当時のテイチクの担当者はこの写真をチョイスしたのでしょう。

ガールズジャケット

最大の欠点はこのお姉さんが歌っているのように誤解される恐れがある事です。
レコード針を下ろすと、歌っているのは、マッチョな男の絶叫ボーカルが聴こえて、がっかりした方も居たでしょう。
見るとモッズファッションのお姉さんの横に小さく丸い4つの輪の中があり、そこに4人のメンバーの顔写真が各々収まっています。

今回はこのアルバムのアートワークについて説明しましたが、内容についてはまたの機会に説明しましょう。

※この記事は2014年2月11日に投稿当時の記事の内容を損なわない程度に編集しました。

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