★絵描きの日記

加茂谷正俊のブログです。 絵画を中心に美術やっています。 公募展出展、グループ展や個展などもします。 2010年、2014年、2018年、2022年、富山国際現代美術展に参加。

リバティーンズ

最近気に入ったCD、The View の “Cheeky for a Reason”

近頃のお気に入りの1枚は、The View の “Cheeky for a Reason”です。
The Viewはファーストアルバムを出した、2007年に私は注目していましたが、それから忘れていました。
The Viewのファーストアルバムがリリースされた時に書いた私のBlogが、下のURLに書いてあります。
               ↓
http://blog.livedoor.jp/kamoya/preview/edit/6ad6dee249b127d43c90800bd03294b2

2005年前後は、リバティーンズの成功を受けて、UKでリバティーンズもどきなバンドが雨後のタケノコ状態で登場していた時代です。
だから、The View はリバティーンズもどきなバンドとして、私の記憶にインプットされて、次第に忘れていきました。
その後にリリースされたThe Viewのアルバムは聴きませんでした。
でも、今回久し振りにThe Viewのニューアルバムを購入したのは、そのロックな雰囲気のジャケットがカッコいいと思ったのと、『今度のThe Viewのアルバムは良い』という噂を聞いたからです。

聴いてみて思ったのは、音がもはやリバティーンズのフォロワーでなくなって、独自の世界を確立していたことです。
時に、グラムロックのようなメタリックな感触のギターを聴かせる、ポップなロックに昇華しているように感じたのです。
何となく、このバンドは長続きしそうな予感がしてきました。
ぜひとも、The Viewには息の長いバンド活動をしてもらいたいものです。

The View

餌を食う様にロックを聴いていた

餌を食う様にロックを聴いていた。
政治も信用出来ない。
テレビも下らない。
ネットも、ただの落書き媒体。
だから、餌を食うようにロックを聴いている。
ロックだけが、この世の楽しみ。
エルビスの雄叫び、ビートルズのシャウト、ツェッペリンの金切り声、ピストルズの破壊力、ニルバーナの自滅的な暴走、レディオヘッドのストイックな探求心、リバティーンズの滅茶苦茶な暴走、全てが美しい。

Pete

ピート・ドハーティに対する思い入れ

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最近は、もっぱらピーターラビット号(MGF)で移動しています。
特に最近は、ピート・ドハーティのベイビーシャンブルズを聴きながら移動することが多いです。
英国車でUKロックをかけると、やはり雰囲気が良いですね。
車窓は日本の景色ですけどね。

ピート・ドハーティには、ある思い入れがあります。
ちょうど10年前の2002年、リバティーンズのファーストにノックアウトされました。
しかし、後年ピート・ドハーティのドラッグの影響でリバティーンズは暗礁に乗り上げ、活動を中止してしまい、残念な思いをしました。
そのうち、私が個人的に気に入っていたモデルのケイト・モスとピートが付き合うという情報が入ってから、私はピートにネガティブな印象を持つようになって来ました。
同じリバティーンズでも、カール・バラー派になりました。
実際、カールの曲の方がラウドで、私の好みだったことも関係しています。

でも最近は、私もピートの吟遊詩人的な曲が好きになってきました。
今ではピートとカールも仲直りするようになり、リバティーンズとしての活動も再開しているようです。
時間って、色んなことを解決してくれるのだなぁ〜と思います。

下の写真は、リバティーンズのセカンド、“Libertines”です。
赤いフレッドペリーのポロシャツを着て短髪の方がピート・ドハーティで、白いタンクトップに長髪の方がカール・バラーです。

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カール・バラー

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ロックファンでは、同じバンドで、フロントマンが2人いる場合、どちら派か、別れてしまう現象があります。
それは、ファン心理のゆえ、仕方ないことです。
例えば、ビートルズだったら、ジョン派かポール派になるし、ピンクフロイドだったら、シド派かウォーターズ派になります。
クラッシュだったら、ストラマー派かミック派、ダムドだったらヴァニアン派か、キャプテン派になると思います。
最近の話では、オアシスが解散し、弟リアムが、残ったメンバーでビーディー・アイを結成し、兄貴のノエルはソロに向けた活動が本格化し、リアム派かノエル派か、今後ファンは別れてしまうことでしょう。

私が好きな、ザ・リバティーンズにしてもしかりです。
ピート・ドハーティー派かカール・バラー派に分かれます。
リバティーンズの場合、ピートとカールは曲を共作し、どちらボーカルを取るので、ビートルズのジョンとポールのような対等の関係です。
そのため、ピート派とカール派は、はっきりと分かれると思われます。
私は断然カール派です。
それは、単純にピートがヘヴィーなドラッグ常習者の困り者だからとか、そんな単純な問題ではなく、その声質とリバティーンズとしての活動休止中の各自の活動の違いからです。
ボーカルの声質は、ピートがヘナヘナな感じがするけど、カールの方が明瞭で聞き取りやすい感じがします。
これは、リバティーンズがリアルタイムで活動している時から、そう感じていました。
リバティーンズとしての活動休止後、ピートは、ベイビーシャンブルズで活動し、カールはダーティ・プリティ・シングスで活動しました。
これら、活動休止後のキャリアでは、ベイビーシャンブルズより、ダーティ・プリティ・シングスの音の方が、私の趣味に合います。
これは、好みの問題だから仕方ないです。
世間の知名度においては、ピート・ドハーティーが、パパラッチの餌食になるような、そのお騒がせな行動や、モデルのケイト・モスと付き合っていたことなどから、知名度が高い傾向です。
でもここで、私がBlogに書くことによって、カールの知名度が、少しでも高くなれば良いと思っています。
ちなみに、ピートのベイビーシャンブルズのアルバムは、最高位UK5位で、カールのダーティ・プリティ・シングスが最高位UK3位とどちらも才能がある方々だと思います。

上の写真はカール・バラー。

落ち着けない人

私はいつも、ウルサいロックを聴きまくっていますが、最近いつにもまして、ウルサいロックを聴く回数が増えています。
年甲斐ないですね。
こういった音楽は、興味がない人が聴いたら、ただの騒音にしか聞こえないでしょうね。     
ちなみに最近ハマっているバンドはアークティック・モンキーズ(Arctic Monkeys)とリバティーンズ(The Libertines)です。     
また、春になったためか、近頃はまたまたファッションへの興味も再燃しています。

本当に私は大人になれませんね。
近頃、私の周囲の人達が、私がいつまでたって落ち着かないので、何も言わなくなってきましたよ。
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この写真の後方に“ブライスちゃん・おやすみ”の写真パネルが無造作に立てかけてあります。
床に新聞が入ったコンビニ袋が落下していたのは気付きませんでした。
恥ずかしいです。

この動画は、今となっては懐かしいバンドとなってしまった、リバティーンズです。
リアルタイムでは、この動画でも着ているピート・ドハーティのナポレオンジャケットを売っている店を探しまわったものです。
結局売っている店は見つかりませんでしたが…。
今でもナポレオンジャケット欲しいです。



ピカッと光ったよ

フラッシュでピカッと光ったこのブーツ、実はディオール・オムのブーツです。
ウルトラマンじゃないですよ。
この、ちょっぴり高いヒールが良い味出しています。

これは、2005年当時ディオール・オムのデザイナーだった、エディー・スリマンが、イギリスのロックバンド、リバティーンズへのオマージュとして発表された物です。
このブーツを怪訝と思う方もリバティーンズを聴けば、一発で納得すると思います。

エディー・スリマンは、以前にイヴ・サンローラン・リヴ・ゴーシュ・オムで活躍したデザイナーで、このヒールの雰囲気は、サンローランの影響も感じられます。

ファストファッションが流行している昨今ですが、やはり良い物は良いと感じられる一品です。
このヒールの積み重ねられた木材の味わいは、まるで家具のようです。
確か世界で数千足限定だったと記憶しています。
これは、『履く芸術品』でしょう。
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リバティーンズの大好きな1曲です。
今となっては、懐かしいです。
メインボーカルの、ピート・ドハーティーの放浪詩人ぶりも伺えるし、リードギターで長髪のカール・バラーのイケメンぶりも必見でしょう。
この刹那的的なメロディーが好きです。



ピート・ドハーティーとカール・バラーは最高のコンビでしたが、現在のリバティーンズは活動休止と言うか、解散状態です。

現代のロック・イコン

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ピート・ドハーティのドキュメンタリー、“WHO THE F*** IS PETE DOHERTY?”(何と読むのでしょう)を観ました。
ピート・ドハーティは、元リバティーンズのメンバーで、今は、ベイビー・シャンブルズというバンドをやっています。

私は、リバティーンズのメンバーでは、カール派だったので、ピートには、ネガティブなイメージを持っていました。
大好きだったリバティーンズがピートのドラッグなどの問題のせいで、崩壊してしまったように思ったからです。
しかし、このドキュメンタリーを観て驚いたのは、幼少から学業成績が優秀でオックスフォード大学に合格している事です。

インタビューを観ても、詩的なフレーズが次々と浮かぶなど、頭が良い人である事が分かります。
その一方で、自傷行為で血まみれになっていたり、衝動的になって、撮影クルーを蹴ったりするなど、イメージ通りの行動も見せます。
その相反するイメージにどちらが本当のピート・ドハーティなのか、分からなくなってきます。

ドキュメンタリーで複数の知人が『ロマンチックな男』と表現しているので、その通りなのでしょう。彼は現代のロック・イコンなのです。

ブライアン・ジョーンズやジム・モリスン、シド・ビシャス、カート・コバーンなどのロック・イコンは、はるか昔の出来事という感がありますが、ピート・ドハーティは、生ける現代のロック・イコンなのです。
根っからの詩人で、ロック・スターで、モデルのケイト・モスと交際しているという、それだけで、もう立派な『伝説』です。
彼が、生きて活動していく限り、その『伝説』には続きがあります。
その結末は、誰にも予想出来ません。

私が偶然手にしたリバティーンズのファーストアルバム“up the bracket”を手にしたは時は、まだ日本盤リリース直後でした。
よもや、リバティーンズの結末や、ピート・ドハーティが現代のロック・イコンになる事など、想像だにしませんでした。

この先、ピート・ドハーティが、歴史上のロック・イコンのように命を落とさなければ良いと思うのですが…。

※この記事は投稿当時の原文を損なわない程度に、2017年2月11日に修正致しました。

Who the F**K Is [DVD] [Import]
Pete Doherty
Universal
2009-09-28

THE LIBERTINES

THE LIBERTINES

“THE LIBERTINES”は、リバティーンズのセカンドアルバムのタイトルです。
邦題は“リバティーンズ革命”といいますが、ちょとセンスに欠けています。

ジャケット写真の長髪のイケメンがカール・バラーで、赤いポロシャツを着ている男性がピート・ドハーティです。
ファーストと違い、非常にポップな曲調の曲が多いです。

このアルバムで、リバティーンズはブレイクして同時に空中分解します。
ピート・ドハーティのお騒がせ行動も、この頃から表面化しました。
ファーストアルバムからリバティーンズのファンだった私は、どうリアクションしたら良いか分かりませんでした。

このアルバムが全英1位で、シングルも全英2位と売れまくるも、ピートのスキャンダラスな行動が目立ってしまうという皮肉です。
それはロックらしいと言えば、ロックらしいのですが…。

決定的な事件は、ピートがカール宅にギターを盗みに侵入して通報された事です。
ザ・フーもセックス・ピストルズもスキャンダラスなバンドですが、メンバーの家に楽器を盗みに入るとは、前代未聞です。
ピートとカールの仲は、その一件で決裂し、ピートが留置場に入れられてしまいます。

あの大好きだったリバティーンズが、レーシングカーがクラッシュするが如くに崩壊する様を見る事は辛かったです。

その時の私の感情は、『ピートってこんな奴だったのか』という驚きです。
また、釈放されても、麻薬の不法所持で逮捕され、リバティーンズはピートの穴をサポートギタリストを入れてフジロックのため来日します。

このアルバムが出た2004年の12月に、無期限活動停止になってしまいます。
私が、ライブに行く都合がつかないうちに、活動停止してしまいました。
無理してでもライブに行けば良かったと後悔しています。

※この記事は、投稿当時の原文を損なわない程度に、2017年2月11日に修正致しました。

The Libertines
The Libertines
Rough Trade
2009-11-02

リバティーンズの幻影

Waterloo to Anywhere by Dirty Pretty Things

今日はリバティーンズの中心メンバーのもう一方、カール・バラーのバンド、ダーティ・プリティ・シングスの話です。
というか、ドラムはリバティーンズのドラマーで、ギタリストもピート・ドハーティの穴を埋めたサポート・ギタリストなので、ベース以外は、まんまリバティーンズの音です。

ピート・ドハーティのベイビー・シャンブルズは、ピートのお騒がせ言動のため有名になりましたが、こちらは知名度はイマイチです。
リバティーンズの人気は、ピート・ドハーティが強烈な個性で男性ファンに支持され、カール・バラーは長髪イケメンなルックスと渋い声で、女の子に支持されて、人気を二分していました。

このダーティ・プリティ・シングスのCDからは、通してその渋い声が聴こえきますが、もうピートとカールがハモらなる事はないのかとう、喪失感を感じます。

私はリバティーンズに関しては、カール派です。
ピート・ドハーティが不在の時もサポート・ギタリストを入れて日本に来日している姿が健気だったからです。
しかし、ダーティ・プリティ・シングスやベイビー・シャンブルズも好きですが、やはりリバティーンズが一番良いと結論が出てしまいます。

最近は、コアなロックのコメンテーターとして、知的な活動をみせるカール・バラーに対し、才能はあるのにスキャンダラスな言動でパパラッチに狙われるピート・ドハーティとのキャラの差がくっきりとしてしまいました。
私がリバティーンズのCDを最初に聴いた2002年はそうではなかったですが…。



余談ですが、私はエディ・スリマンがカール・バラーをイメージしてデザインしたDiorのブーツを持っています。
そのブーツを買いに行った時、銀座のDiorオムのショップでは、リバティーンズがガンガンかかっていて、なかなか格好良かったですよ。
ブーツの色は、ゴールドとシルバーがありましたが、私はシルバーを買いました。
その買い物に友人の小岩君が付き合ってくれましたが、私があまりに派手なデザインのブーツを購入していた事で、あきれた表情をしていた事が懐かしく思い出せます。

エディ・スリマン

※この記事は2022年4月17日に、投稿当時の原文を損なわない程度に修正致しました。

ウォータールー・トゥ・エニウェア
ダーティ・プリティ・シングス
ユニバーサル インターナショナル
2006-05-03

ピート・ドハーティとピーター・ラビット君

リバティーンズの主要メンバーの1人、ピート・ドハーティのバンド、ベイビー・シャンブルズのニューアルバム“ショッターズ・ネイション”を聴きました。相変わらずフニャフニャしたボーカルですが、ソリッドな良いロック作品に仕上がっています。ピート・ドハーティは才能はあるのですが、その破天荒な言動でリバティーンズの解散の原因になりました。バンドのもう1人の中心メンバー、カール・バラーの家にギターを盗み入って通報されたり、報道カメラマンを殴って警察沙汰になったり、リバティーンズのライブ当日に姿を現さない、恋人ケイト・モスとコカインの使用で検挙されたりするなど、枚挙に暇がありません。特にショックだったのは、モデルのケイト・モスがコカインで検挙された事です。私自身、ケイト・モスは大好きなモデルさんだったので、ピートを心底蔑んでいました。しかし、リバティーンズの音楽は、デビューした当時からの大ファンであるという、このジレンマは何とも皮肉です。リバティーンズが解散し、ベイビー・シャンブルズになってからも、オアシスのオープニング・アクトをドタキャンするなど相変わらずです。今回は改心してソリッドなアルバムを作ったと思います。→続く16d118a6.jpg
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