★絵描きの日記

加茂谷正俊のブログです。 絵画を中心に美術やっています。 公募展出展、グループ展や個展などもします。 2010年、2014年、2018年、2022年、富山国際現代美術展に参加。

ロン・アシュトン

毎日イギー

Ready To Die












11日にAmazonで注文した、The Stooges (ストゥージズ)の再結成新作アルバム、“Ready to Die”が、もう届きました。
Amazonと日本の運送会社、早いです!
そのお陰で、前日に引き続き本日もイギー(Iggy Pop)の歌を聴くことができました。
毎日イギーです。

前日聴いたのはThe Stoogesのファーストアルバムで、22歳時のイギーの声で、本日は66歳になったイギーの声です。
基本的な声質は変わらないですね。
ただやはり、年齢のせいか、狂犬の如く噛み付くようなボーカルは影を潜め、しなやかな“聴かせる歌”が増えたような気がします。
当然、歌唱力も若き日よりアップしています。

この“Ready to Die”では、The Stoogesのオリジナルのギタリスト、ロン・アシュトン(Ron Asheton)が他界したため、サードアルバム、“Raw Power”でギターを弾いたジェームズ・ウィリアムソン(James Williamson)がギターを弾いているのが特徴です。
サックスの音も加わり、サウンド的にはセカンドの“Fun House”と“Raw Power”、2007年のThe Stooges再結成アルバム、“The Weirdness”を足して3で割ったような印象です。

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でも何よりも、このアルバムで思わずクスッと笑ってしまったことは、“死ぬ準備ができています(Ready to Die)”というタイトルとダイナマイトを腹巻きのように巻いたイギーのジャケット写真です。
66歳と言えば、日本では定年退職して数年経ち、満65歳以上で『高齢者』と言われてしまう年齢です。
もし、近所に住む66歳のお父さんが、突如イギーのようなザンバラな長髪姿に上半身裸でダイナマイトを腹に巻いて『死ぬ準備はできている!』と言い放ったら、完全に通報されてしまうと思うのです。
アメリカでも、100%通報されちゃうかな?
まぁ、それが演出やフィクションだとしても、それをやってのけるイギーが、本当に面白い男だと思ってしまうのです。

レディ・トゥ・ダイ
レディ・トゥ・ダイ [CD]

Stoogesでテンション上がりっぱなし

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前日から一転、21日は、体調が絶好調です。
昨夜は早めに寝て、睡眠を充分取ったからだと思います。

この日は朝から Stooges(ストゥージズ)のファーストを聴いて、テンションが上がりっぱなしです。
イギー・ポップの噛み付くようなボーカルと、ロン・アシュトンのクレイジーなギターが絶妙です。

聴いているうちに、
“No fun my babe no fun …♪”
と思わず歌ってしまいます。

なぜだか分かりませんが、 Stoogesのような'60年代に録音されたロックは、どれも良い味わいがあります。
これが’50年代の録音機材だと、ちょっと技術的に貧弱な気がするし、'70年代だと、音質面で現代とほぼ同じに聴こえてしまい、つまらなくなってしまいます。
私が60年代ロックを愛する所は、独自の録音機材から生じる味わいもあるからではないかと思われます。

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残念だ

うっかりして、1ヶ月以上気付かなかったけど、1月6日、ストゥージズ(The Stooges)のギタリスト、ロン・アシュトン氏が亡くなったそうです。(享年60歳)
その事実を知った時は、結構ショックでした。
なぜなら、大学で勉強したクソ面白くない学問より、ストゥージズのアルバムの方が、よっぽど多くの事を学んだからです。
そう言えば、大学生時代に、私の車に友人を乗せたら、たまたまストゥージズがかかっていて、『何だこの気違い音楽は!こんなの俺にでもできる』と言っていたなぁ…。

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聴いたことのない方は、一度、ストゥージズのアルバムを聴いてみるべし!
奈落の底に突き落とされるような感覚が、快感です。
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この動画でボーカルのイギー・ポップの後ろで、悩ましげなギターを弾いているのが、ロン・アシュトン氏です。



御冥福を御祈り致します。




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