★絵描きの日記

加茂谷正俊のブログです。 絵画を中心に美術やっています。 公募展出展、グループ展や個展などもします。 2010年、2014年、2018年、2022年、富山国際現代美術展に参加。

ローリング・ストーンズ

ロック最高!

風邪で療養の日々を送っていた時は、ネットもあまり見なければ、テレビも見ませんでした。
iPhoneのスピーカーで再生したロックを聴きながら、ひたすらロック系の音楽雑誌を読む日々でした。
(実はヘッドホンは苦手です)
やはり、ロックが私の生き甲斐ですね。
下の写真のは、この時聴いていたローリング・ストーンズ のライブ盤の名盤、
“ゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウト!”です。
ロック最高!
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ザ・フー:アメイジング・ジャーニー

今日は、時々無性にに聴きたくなるバンドThe Who(ザ・フー)の話です。

The Whoは、ビートルズとほぼ同世代のバンドですが、ビートルズに勝るバンドに他ならないと思います。

セールス的にも知名度もビートルズの方が上を行っていますが、ライブ活動に置いては、世界で初めて大出力のアンプを使い始めるなど、The Whoの方が進んでいました。
現在、ロックバンドでよくみられる、ドラム、ベース、ギター、ボーカルの各1名ずつ4人編成のバンドをThe Whoは発明しました。
The Whoは楽曲よりも、そのライブパフォーマンスに定評があり、1976年には『世界で最も大きな音で演奏したバンド』としてギネスブックに載る程です。

それは、マネジメントの契約のトラブルで、レコーディング作品におけるThe Whoの印税が正当に扱われなくて、必然的にライブに活力を見出すしかなかったためです。

しかし、同じようにやはり、ライブ活動に活路を見出していたローリング・ストーンズ とは、そのノリは明らかに異なっていました。
ローリング・ストーンズが、ネチっこいブルース調の曲調を得意としたのに対し、The Whoはタテノリのロックを真骨頂としていました。
そういったタテノリなロックのライブを、どう演奏するかについてThe Whoがそのノウハウを確立させたようなものです。
そのような点が、同時代のビートルズやローリング・ストーンズとは、また違った存在であったことを証明します。

そして、その激しさうえに、The Whoは、まるでレーシングカーがクラッシュをするかの如く崩壊していきます。
1978年に伝説のドラマー、キース・ムーンが抗酒薬とアルコールの過剰摂取によって他界し、2002年には、ベースのジョン・エントウィッスルが売春婦の体の上で腹上死します。
その生き様はロックそのものですが、それが良いことである筈もなく、それがこのバンドの鬼門となっていきます。
The Whoのドキュメンタリー映画、アメイジング・ジャーニーは、そんなThe Whoが崩壊していく様と、その鬼門を克明に記録しています。
そして、殴り合うほどに犬猿の仲であった、ギターのピート・タウンゼントとボーカルのロジャー・ダルトリーが、4人の中で生き残ったという事実を受けて、強い絆で結び合う所で終わります。
それは、2人はロックな生き様が、いかに恐ろしいものであるのか、誰よりも肌で実感していることに他なりません。
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私が好きなThe Whoの曲、“Substitute”です。
このイントロの高揚感が何とも言えません。
この映像では曲の最後の部分で、気持ち良い程にビシッと決まっている所に注目です。

ロックにおける構築物

 ドアーズやザ・フーローリング・ストーンズ、ビートルズ、レッド・ツェッペリンは音楽的に、脈絡がないようですが、これらのバンドには一貫して同じものがあると思います。
 ドアーズ、ザ・フー、ローリング・ストーンズ、ビートルズ、レッド・ツェッペリンの共通点は、『音の構築物』である所に共通点があるので。ビートルズとストーンズは、工芸品のような構築物で、フーやドアーズ、レッド・ツェッペリン建築物のような構築物です。それに対して、パンクは構築物というよりも、『音の瞬間芸』だと思います。
 後年、'90年代に入って、プライマル・スクリーム、ブラーやオアシス、レディオヘッドなどが、『構築物と瞬間芸を融合』させたように思います。
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Buddy Holly

バディ・ホリー&クリケッツ(Buddy Holly & The Crickets)は50年代のロックミュージシャンで、現代のロックの基礎を築いた人です。では、どこが現代のロックを築いたのかと、以下の通りです。:1.ビートルズと同じギター2本にベース、ドラムスというバンド編成。リズムギターのバディ・ホリーがボーカルを担当するなどビートルズに多大な影響を与えていること。2.初めてロックにフェンダーのストラトキャスターを使用したこと。3.眼鏡をかけた優等生的なルックスで、テレビ出演も問題なくこなせる風貌。ロックは決して不良の反抗的音楽ではないと認知された。:曲も殆んど自作で、大変な才能があった方でしたが、1959年に、乗っていた飛行機が墜落し、22歳の若さで他界しました。聴いたことがない方が居ましたら、聴いてみて下さい。おすすめは、代表曲のPeggy Sue、ローリングストーンズがワイルドにカヴァーしたNot Fade Away、悩ましげなボーカルと、ボーカルにかかったエコーが格好良いThat’ll Be The Dayです。写真はバディホリーのピクチャー・ディスクです。CDではないですよ(笑)35fdef80.jpg
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悪魔を憐れむ歌

悪魔を憐れむ歌は、ローリング・ストーンズの『ベガーズ・バンケット』の第1曲目に収録されている曲です。私はストーンズファンが、『ロン・ウッド最高!』と言うのはあまり好ましくないと思っていて、やはり彼らはブライアン・ジョーンズ在籍時があらゆる面で良いと思います。その頃の曲は、ミックとキースの曲にもブライアンの影を感じるからです。ベガーズ・バンケットはブライアン・ジョーンズ在籍時の末期に録音されています。実はこの悪魔を憐れむ歌は、ジャン・リュック・ゴダール監督の映画、『ワン・プラス・ワン』でリハーサルから、録音している光景まで一部始終見ることができます。そこでのブライアン・ジョーンズは体調が良くないようで、精彩に欠けます。曲そのもの独自のグルーヴがあり、ミック・ジャガーのボーカルも徐々にヒートアップしていきます。この曲は、ローリング・ストーンズで一番良いアルバムで、一番良い曲である事は間違いないです。私は、この曲のグルーヴを生かすため、ベガーズバンケットは、あえてアナログで聴きます。adba0cf5.jpg
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『シャキーンとした猫』
2019年

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