★絵描きの日記

加茂谷正俊のブログです。 絵画を中心に美術やっています。 公募展出展、グループ展や個展などもします。 2010年、2014年、2018年、2022年、富山国際現代美術展に参加。

不況

偽りの不況

あれだけ不況、不況と報じられているのに東京駅は、物凄い人です。
特に、新幹線の改札口が物凄い混み合っていました。
という事は、これだけの人が特急券を買ったことになります。
しかも、皆出張ではなくてレジャーで東京に来ているようです。
少なくとも、私の目で見る限り、東京駅のJR東海とJR東日本は繁盛しています。

マスコミは100年に一度の不況と言っていますが、やはり日本人はお金を持っているようですね。

日本人は、たとえお金を持っていても、『全然ないですよ』と言うのを美徳としているので、マスコミの報道も、その延長線上で語られているように思えるのです。
なぜなら、『○○は、庶民の敵』と報じるマスコミも、高給取りで庶民でないからです。
確かに、都内でも空き店舗が増えて不況な感じがしますが、使われる所ではお金は使われているようです。

ちょっとひねくれた見かたで見ると、マスコミが不況風を煽って、日本人の所得を消費から貯蓄に回し、銀行は、その貯蓄を元手にアメリカ国債を買うという図式も考えられなくもないです。

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不況は人の心から

最近、不況は、集団心理的な状況によって、引き起こされている要素があるように感じます。
マスコミは、真実を伝えているとは思いますが、結果的に景気悪化を煽っている可能性も否定出来ません。
数年前、デフレ・スパイラルが話題になった時も、デフレのニュースを散々報道しておきながら、同じ番組で激安店を、さも庶民の味方のように報道するなど、拮抗的な報道が目に付きました。
これではデフレを煽り、あまり景気に左右されにくい業界の人(公務員など)でも財布の紐を固くしてしまいます。
だから、不況は人の心から引き起こされるのです。
本当に不況で大変な方も居るとは思いますが、あまり景気の影響が関係ない業種の方々は、臆することなく、お金を使って良いと思います。

昔のテレビドラマのように、裕福な家の人が悪い奴で、貧しい人が善人のような描かれ方は間違っていると思います。

今こそ公共事業を!

今年は本当に波乱に飛んだ年でした。
通常は1年毎に世の中が激変することは、ありませんが今年は数ヶ月毎に物価が乱高下し、リーマンショックによる世界恐慌で、世界中が変わってしまいました。
今年は2001年の同時多発テロとと共に、世界史に新たに書き加えられる年になるでしょう。

こんな世界的な大恐慌の打開策としては、20世紀の大恐慌で、ルーズベルト大統領によって導入された、ニューディール政策が考えられます。
ニューディール政策とは、失業者対策として、大規模な公共事業を導入する政策を差します。
私は経済学については、素人なので、そんな策しか思い浮かべません。
むしろ、他に良い方法があるなら教えて欲しい程です。
問題は、大規模な公共事業を導入すると、赤字国債が膨れ上がり、将来増税を余儀なくなることです。
また、国家予算や税金の問題があるので、長期的に漫然と行える政策ではなく、2〜3年の短期的な政策としか実現出来ないことです。
でも、こんな大恐慌になったばかりなので、今が公共事業を導入するタイミングだと思います。
『新年度になってから』では遅すぎです。
国でも地方自治体でも良いので、公共事業をじゃんじゃか入れて欲しいです。
公共事業と言うと、建設業ばかり考えがちですが、福祉でも良いし、農業でも良いと思います。
この時期をチャンスに公営農場を作り、大規模な雇用が生まれると、食料自給率を高めることが出来るかも知れません。
まあ、これは私の『考え』なので、有効な手段なのか、何とも言えませんがね…。
今は『公共事業の削減を!』、なんて固いことは言いませんので、国や自治体は是非とも公共事業について、考えて頂きたいのです。
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『シャキーンとした猫』
2019年

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