★絵描きの日記

加茂谷正俊のブログです。 絵画を中心に美術やっています。 公募展出展、グループ展や個展などもします。 2010年、2014年、2018年、2022年、富山国際現代美術展に参加。

世界同時株安

疾風怒濤

世界中が金融危機の嵐にさらされています。
私も、これはまずい事になりそうだと感じています。
今日は、アイスランドの銀行全てが国有化され、英国も金融機関への公的資金の導入が決定されました。
日本でも、世界同時株安の煽りを受けて、日経平均株価は9159円81銭まで暴落してしまいました。

大体、サブプライムローンなんて、プライムでない人にローンを組ませるとは、素人目から見ても無茶に見えるのですが…。
“信用貸し”という言葉がありますが、サブプライムローンは、どう考えても“不信用貸し”です。
金融の玄人だから、サブプライムローンが可能だったのかも知れませんが、今回ばかりは、それが仇となっています。
今頃、サブプライムローンのシステムを思い付いた本人は、どこでどうしているのでしょうか?

『働かざる者食うべからず』
マネーゲームに依存した経済は遅かれ早かれ破綻すると思います。
そんな私の考えは古臭い、素人臭い考えなのでしょうかね?

将来に対するぼんやりとした不安

リーマンショック

芥川龍之介が遺書に、『将来に対するぼんやりとした不安』という言葉を、したためて自殺した事は有名ですが、今は世界中の人が、『将来に対するぼんやりとした不安』、を感じている筈です。

昨年下半期からサブプライムローンの問題や、原油価格や金属価格の高騰が続き、ドルの信用の失墜で、空前ドル安に陥ってます。
今年に入り、日本株の売りが進んで連日の株安が続き、とうとう世界同時株安に陥ってしまいました。今年は、世界中で不況が発生し、かつ原油、金属、麦などの原材料の価格が高騰して物価高になる、スタグフレーションになってしまいそうです。

私は昨年末から、あえて静観していて、Blogにも無邪気な文章を書いていましたが、さすがに世界同時株安はまずいと思いました。
このままでは、最悪の場合は、いつ紛争や戦争が起こってもおかしくありません。

この、世界同時株安は、最新のニュースでは、中国が原因と分かってきているようです。
中国の経済は、明らかに実態より過大に評価されたバブル経済だと思っていたので、やっぱりそうだったのかと思ってしまいます。

今年に入ってまだ、3週間しか経ってないのに、今年に入り中小企業の倒産が頻発しているそうです。それは、決して誰でも他人事とは言えません。

2008年は、911のテロ事件のように、'00年代のターニングポイントになると思います。経済市場の激変と世界同時株安、原油高、アメリカ大統領選挙で、2008年末には2010年代社会のプロトタイプが、見えてきそうな気がします。

※この記事は2022年5月5日に、投稿当時の原文を損なわない程度に編集致しました。
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『シャキーンとした猫』
2019年

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