加藤和彦と北山修の『あの素晴しい愛をもう一度』は、日本人なら誰でも知っているスタンダードナンバーです。
1971年にオリコン10位となった曲で、作曲が加藤和彦さんで作詞が北山修さんです。
この曲の誕生には、加藤和彦さんとミカさん(サディスティック・ミカバンドのミカさん)の結婚祝いに、北山修さんが詞を送り、後に加藤和彦さんが曲を付けたという逸話が残っています。
“あの時 同じ花を見て
美しいと言った二人の
心と心が今はもう通わない”
それにしても、結婚祝いに、心のすれ違いを歌ったこの歌詞はいかがでしょうか?
逸話が本当であれば、なぜこのような歌詞を送ったのか北山修さんに聞いてみたいものです。
北山修さんに先見性があったためか、加藤和彦さんとミカさんは後に離婚してしまいます。
歌は1コーラス目では加藤和彦さんが歌ってますが、2コーラス目では北山修さんが歌い、3コーラス目は2人でハモっています。
ひょっとしたら、心と心が通わなくなったのは、加藤和彦さんと北山修さんのことを指しているのでしょうか?
そんなことを、あれこれ連想してしまいます。
事の真相は、加藤和彦さんが亡くなった今となっては、北山修さんに確認するしか術はないです。
ジャケットの写真も‘70年代のラフな空気が伝わり、好感が持てます。